2014年4月9日(水) 1日目
皇大神社境内を出て天岩戸神社に向かうと、正面に岩戸山。
天皇皇后両陛下の大江町御巡幸記念植樹もあります。
1215、岩戸山(427.3m)。
城山や日室ヶ嶽の名でも知られ、古くから信仰の対象となっていた神体山。
山自体が禁足地のため、この場所に遥拝所が設けられています。
夏至の日には、山頂に太陽が沈むのだとか。
2009年4月撮影分。
古い写真のほうが、それらしく撮れていたり。
最近の補完探訪は全体的に事務的だと思う。
1225、皇大神社奥社の天岩戸神社。
小さな社務所に参拝帳が置かれています。
センサー式のライトと防犯カメラもあるヨ。
その名の通り、岩戸隠れの伝説の残る社。
櫛岩窓戸命と豊岩窓戸命をお祀りしています。
私が色々書くより、パネルを読んでもらったほうが分かりやすい。
こちらが社殿。
岩場に設けられており、チェーンで登ります。
意外と普通に登れますが、無理しないでください。
社殿裏側には、御座石と呼ばれる巨岩があります。
滑りやすいから気を付けて。
沢から社務所の様子。とても秘境っぽい雰囲気。
この沢は五十鈴川に合流しています。
元伊勢巡りを終えて大江山へ。
時刻は1250、まだまだ余裕があります。
1330、散策道入口。
鹿・猪対策の防護柵が設置されています。
鬼の足跡がありました。
私のトレッキングシューズは26cmです。
これも2010年撮影分。
R9から散策道、頼光の腰掛岩へ。
人間がここに座るのは無理がありそう。
二瀬川渓流に架かる新童子橋。
対岸にも散策道があるようですが、高所恐怖症だからパス。
この辺りは紅葉でも有名だとか。
福知山と宮津を結んだ旧宮津街道の石畳。
「地霊殿」的には、旧地獄街道みたいな感じで。
左手には美多良志荒神社。
源頼光よりも古い時代の鬼退治伝説。
1350、車道に下って分岐の様子。
左は大江山・鬼嶽稲荷神社方面。右はR9で宮津方面へ。
ここまで来れば、大江山の家は目前。
1355、大江山の家グリーンロッジ。
宿泊とかキャンプとかできます。
大江山にむかう頼光たち。
平安時代、大江山を拠点に人攫いなど悪行の限りを尽くした酒呑童子は、
帝の命を受けた頼光らによって討伐されました。
酒呑童子討伐に派遣されたのは源頼光と副官の藤原保昌に、
四天王の渡辺綱、坂田公時、碓井貞光、卜部季武で増強された
6名編成の精強な特殊作戦分遣隊。山伏に変装して鬼の本拠地を奇襲しました。
史実というわけではなく、地方勢力との戦いを元にした伝説と考えられています。
頼光といえば、大江山の鬼だけでなく土蜘蛛退治の伝説も有名。
萃香や勇儀以外に、黒谷ヤマメも懲らしめられたことがありそうです。
それよりずっと後の時代、源頼政は先祖である頼光の弓を使って
鵺を射落としています。妖怪は退治される運命にあるんだね。
大江山周辺の地図。
大江山の家バス停から大江駅に戻ることができます。
右下は平成の大鬼と、日本鬼の交流博物館。
こじんまりした観光地ですね。
1405、童子荘の裏手にIN。ここで休憩&昼食タイム。
この先、自販機はありません。
出発から4時間ほど。結局ノンストップで歩きました。
時間は十分あるし、しばらく休ませてもらいます。
1505、休憩終了につき出発。
本日の目的地である鬼嶽稲荷神社へ。
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