東方巡遊記

伏見稲荷大社探訪 V

2022-02-05 改訂
2009-05-29~2021-07-25 実施

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目次

01.「伏見稲荷大社探訪」の目次と概要

27.観光地化が進む伏見稲荷の現状

奥社奉拝所千本鳥居本殿楼門表参道神幸道

稲荷信仰の世界の入口コロナ禍における伏見稲荷

観光地化が進む伏見稲荷の現状

奥社奉拝所へ 奥社奉拝所へ
2014年4月25日。奥社奉拝所を経由して本殿に戻ります。うか様と別れたいなりちゃんが戻ってくるところ。挿入歌が流れる切ない場面です。

奥社奉拝所

昼間の奥社奉拝所 昼間のおもかる石
1100、奥社奉拝所。やっぱり「おもかる石」が人気です。平日にも関わらず初午詣のような賑わい。ありとあらゆるタイプの観光客で溢れかえっていました。「いなこん」の探訪者が加わったところで混雑度合いは変わらないです。(奥社奉拝所はp.14を参照

千本鳥居

奥社奉拝所から千本鳥居の入口
昼間の千本鳥居
昼間の千本鳥居
奥社から千本鳥居。額束の影がセンターラインのようです。2014年当時は自由に散策できたのに、後年には混雑緩和のため右側通行と指定されました。昼間は撮影できないほど混みます。(千本鳥居はp.13で紹介

本殿

混雑する境内 混雑する境内
本殿に戻りました。楽しく賑わう一方で馬鹿騒ぎする観光客が目に付きます。稲荷詣の賑わいは平安時代から変わっていないかもしれません。ただ現代の伏見稲荷は観光地のイメージが強くなりすぎて、稲荷山が神域ということは顧みられていないように感じます。

昼間の内拝殿 昼間の内拝殿
内拝殿。今日は素晴らしい天気でした。神様に失礼のない探訪活動を心がけます。

楼門 内拝殿
楼門から外拝殿の様子。(本殿周辺はp.8で詳しく紹介

楼門

表参道 楼門に佇むうか様のパネル
手水舎と楼門 楼門
楼門(p.7を参照)を出ます。うか様は修学旅行生に大人気。「いなこん」をきっかけに稲荷信仰の世界に入り、家庭に正一位稲荷大明神の神棚を設けたり、秦氏研究に没頭する人が現れるかもしれません。

稲荷信仰の世界の入口

遠い昔、秦氏により創建され、中世に密教と共に発展し、近世には全国規模で普及した稲荷の社。これまで長々と書いてきたように信仰の原型は古くから存在し、決して現代的なイメージだけで片付けられるものではありません。朱塗りの鳥居や狐像といった要素を入口として、江戸時代から奈良時代まで振り返り、伊奈利山を根源とする古代の信仰を感じていただけたら嬉しいです。そのヒントは稲荷山一帯に散らばっています。

注意しなければならない点として…中世以降の稲荷信仰は秦氏の伊奈利社から大きく変容しました。神仏習合が生まれたように、信仰は時代の流れとともに変わっていくもの。自分が考える原初の伊奈利信仰とやらを絶対視するあまり原理主義者と化し、この稲荷信仰は間違っている!などと主張してはなりません。伏見稲荷の公式の祭神、民間信仰の独自の祭神、全てが稲荷の神様です。うか様を崇めるのも信仰の一形態だと思います。

本記事は「いなこん」の舞台探訪を標榜しつつ、伏見稲荷や稲荷信仰に興味がある方の参考に、あるいは興味を持つきっかけを提供する目的で作成しました。民俗学の要素を盛り込んで語るには勉強不足であり、内容は稲荷社の正史と文献史学の視点に偏りすぎていると自覚しております。それでも稲荷社の1300年分の歴史をカバーし、稲荷信仰の世界の導入部としては十分に機能しているはず。きっと新しい発見があるでしょう。

表参道

昼間の表参道 昼間の表参道
表参道(p.5を参照)を歩いて二の鳥居から一の鳥居へ。

混雑する楼門前 混雑する楼門前
混雑する表参道 混雑する本町通
2018年5月20日。昼間に訪れているのは9割ぐらい外国人観光客です。日本人はゆっくり伏見稲荷を訪れて参拝できず、もはや外人の溜まり場と認識される始末。最近では京都自体が敬遠される傾向にあります。一体いつまで外人贔屓を続けるのでしょう?何がインバウンドやねん。しょーもないわ。

表参道の一の鳥居 JR奈良線の稲荷駅
一の鳥居正面にはデイリーヤマザキ伏見稲荷大社前店。その左がJR奈良線の稲荷駅(p.4を参照)です。2019年の時点で、昼間の稲荷駅は激混みで利用不能。京都駅に直通しない京阪伏見稲荷駅はそうでもなく、私は京橋駅経由でアクセスしています。乗り換えを工夫できるなら京阪を使うほうがいいですよ。

交通量が多い本町通 表参道の一の鳥居
表参道前の狭い車道(R119)は本町通(伏見街道)です。京都のドライバーの交通マナーは震え上がるほど悪く、こんな道でも歩行者などお構いなしで飛ばすのが普通。モラルは全く期待できませんので、車に気を付けて歩きましょう。特に酷いのがタクシー。意味分からんぐらい歩行者を煽ってきます。

神幸道

昼間の神幸道 昼間の神幸道
表参道の北側に位置する神幸道。商店街になっていて昭和の参道らしい雰囲気です。(p.6を参照

神幸道の二の鳥居
神幸道の二の鳥居をくぐると伏見稲荷の楼門へ。手前の「稲荷名産館」には「いなこん」原作者、よしだもろへ氏の色紙が展示されていました。撮影禁止のため写真はありません。

コロナ禍における伏見稲荷

コロナ禍の伏見稲荷 閑散とした表参道
閑散とした表参道 閉鎖された手水舎
2021年7月25日。閑散とした表参道。2020年から世界規模で疫病が流行し、日本でも緊急事態宣言が出たり出なかったりの状況です。外国人観光客は完全に姿を消し、2010年頃の伏見稲荷のようです。

静かな楼門 コロナ禍の伏見稲荷 コロナ禍の伏見稲荷 静かな表参道
2021年7月25日。疫病の収束と平和な暮らしを願って参拝。平安時代のように、今は神様に祈ることしかできません。未執筆の旅の記録が山積みなので、遠方の旅を自粛して着実に執筆を進めています。

歴史ある田中神社と明治の稲荷新道
次ページ、田中神社と稲荷新道で締めくくります。

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