目次 |
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01 |
プロローグ |
02 |
吉野駅~金峯山寺~吉水神社~吉野水分神社~金峯神社~愛染の宿~青根ヶ峰~四寸岩山~足摺宿~二蔵宿~女人結界門~洞辻茶屋 |
03 |
洞辻茶屋~大峯山寺/山上ヶ岳~小笹の宿~女人結界門~大普賢岳~行者還岳~行者還小屋~一ノ垰~聖宝ノ宿~弥山~弥山神社 |
04 |
弥山~八経ヶ岳~舟ノ垰~楊子の宿~仏生ヶ岳~孔雀岳~馬の背~釈迦ヶ岳~深仙宿 |
05 |
深仙宿~太古ノ辻~天狗山~地蔵岳~涅槃岳~持経宿~平治宿~転法輪岳~行仙岳~行仙宿 |
06 |
行仙宿~笠捨山~地蔵岳/垂直降下~香精山~玉置山展望台~玉置神社~玉置山展望台 |
07 |
玉置山展望台~玉置山~玉置神社~大森山~金剛多和~七越峰~熊野川~大斎原~熊野本宮大社~熊野本宮館 |
08 |
熊野本宮館~熊野本宮大社~紀伊田辺駅 |
09 |
エピローグ |
帰路。
0430起床。よく寝ました。
現在地は紀伊国牟婁郡/和歌山県田辺市。熊野本宮大社近くの「世界遺産 熊野本宮館」です。テントを撤収し、朝食と洗面と済ませたらパッキング。紀伊田辺駅に下るバスは1時間後。早めに準備します。
北側の風景。普段は水量が少ない熊野川。河原に設けられた駐車場は見慣れた光景です。
本宮から北の高野山まで熊野古道の小辺路が延びており、まず左奥に見える果無山脈の果無峠(1114m)を越えます。果て無しといっても熊野・大峯基準では十分果てが有るほう。それより北の伯母子峠のほうが果てしないです。
熊野本宮大社の旧社地、大斎原の大鳥居。手前には伊耶那美命をお祀りする末社の産田社。熊野古道と神社の話題になると楽しくなってきます。この辺りは過去5回のレポで紹介…する予定。少しずつ加筆します。
0527、R氏が那智山・新宮を目指して出発。請川から熊野古道中辺路の雲取越えに入ります。
R氏は深仙組の中で最も経験豊富な登山家。初日に出会って2日目以降ずっと追従させていただき、様々なアドバイスをもらいながら熊野まで歩き通せました。単独行なのに、何なら何までお世話になって申し訳なかったです。今まで本当にありがとうございました。熊野古道を楽しんでください。
バスが来るまでに熊野本宮大社に参拝。本宮大社の由緒は昨日(p.7)紹介済み。そちらを参照してね。
参拝時間は6時~19時とのこと。早朝の参道は静まり返っていました。
令和元年の雰囲気が漂う境内。いつ訪れても心地よい社だと感じます
拝殿と神門前。旅の終わりを再度報告、名残を惜しみながら摂津国へと帰ります。
本宮大社前バス停で待機。自然調査の専門家であるN氏も同じ方向です。今頃、無事帰宅したK氏は爆睡しているでしょうか。奥駈での沢山の出会いが、遠い昔の話のようです。
0549、龍神バス熊野本宮線、紀伊田辺駅行きの第1便がやってきました。紀伊水道に面した田辺まで山道を2時間以上。運賃は2060円になります。
※バスの運賃や時刻表は頻繁に改正されます。レポ記載の情報は古くなっていることがありますので、必ず最新の運賃・時刻表を確認した上で訪れてください。
大峯奥駈道の南端、備崎橋を通過。9年前に車窓から同じ風景を見たとき、自分には不可能だと思ったことを覚えています。ここまで過激化するなんて誰が予想できたでしょう。何もかもに満足して、しばらく仮眠させてもらいます。
0758、紀伊田辺駅バス停に到着。ここがJR紀勢本線の紀伊田辺駅です。気温は25℃。吉野より暑い。(当たり前)
熊野の旅では始点や起点になる紀伊田辺駅。駅舎のリニューアル工事が行われていました。新駅舎は夏頃に完成する予定です。
0833の特急「くろしお12号」に乗車します。新大阪まで2時間以上。連休で混雑していました。
1050、新大阪駅で乗り換え。共に深山幽谷を駆けたN氏とお別れです。いきなり山から都会に戻って場違いな雰囲気。現代にタイムスリップしたヒッピーのようでした。
1144、最寄駅にて下車。ここは摂津国河辺郡/兵庫県南東部です。浮世離れした旅が終わり、いつもの社会生活へ。私には旅のほうが現実の世界に思えてなりません。
自宅に帰り着いたのは12時過ぎのこと。果てしなく長い大峯の旅が終わりました。