熊野古道トレッキング III
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2013年12月31日(火) 4日目(2/2) 伊勢路
熊野詣。
1318、熊野本宮大社に到着。
大晦日ということで賑わってます。
ここが今回の行程の中間点。
まだ4日目の途中で、実質3日歩いた程度。
ルートも特に険しいものではありませんでした。
それでも、ここまで歩いてくると感慨深いものがあります。
記念撮影をやっていたので、私も撮ってもらいました。
カメラマンに撮影したもらった写真は1200円で購入できます。
やっぱり疲れてきたな・・・
熊野三山の一つで、熊野信仰の総本社である本宮大社。
家都美御子大神(素戔嗚尊)を主祭神として、熊野の神々を祀ります。
熊野十二所権現とも呼ばれ、神仏習合の要素が大変強いことで知られる熊野信仰。
その歴史や信仰については、謎に包まれている部分も多いです。
石段を登ります。峠越えよりきつい。
G600の電池が切れ、スペアバッテリーに交換。
電池使用時のランタイムは80枚ほどでした。
神門をくぐり、上四社にて行程の経過を報告。
新年の準備は完了しているようです。
神門前の幟には、熊野三山のシンボルである八咫烏。
熊野では家津美御子大神(素盞鳴尊)に仕えるミサキ神。
太陽の化身でもあり、導きの神様として信仰されています。
神武天皇の東征の際、高木大神によって派遣され、
熊野から大和への先導を務めたエピソードは大変有名。
三本足のイメージは、中国の伝承の影響なのだとか。
こちらが上四社の様子。
以前訪れた際は、神門前に撮影禁止の看板がありました。
これまでのレポに写真は掲載していません。
今回、撮影禁止の看板はどこにも見当たらず、
デジタル一眼のカメラマンが沢山。
私も数枚撮らせてもらいます。
崇神天皇時代(紀元前97~30年頃)、
熊野連が熊野大権現の神勅を受けて創建したと伝わる社。
かつては熊野川中洲の大斎原に、上四社・中四社・下四社の
十二社から成る大きな社殿がありました。
明治時代には熊野坐神社と称しましたが、
明治22年(1889年)の十津川大水害で社殿が流失。
山の中腹に上四社のみ再建し、現在の本宮大社になりました。
伊邪那美大神(夫須美大神)を祀る第一殿の西御前。
伊邪那岐大神(速玉大神)を祀る第二殿の中御前。
家津美御子大神(素戔嗚尊)を祀る第三殿の証誠殿。
天照大神を祀る第四殿の東御前。
第三殿→第二殿→第一殿→第四殿が正式な参拝順序。
中四社と下四社の神々は、大斎原の石祠に祀られています。
神門を出て拝殿前。
PENTAX SPのフィルムを1本(24枚)使いきりました。
残りのフィルムは使わず、ザック内で休んでもらいます。
熊野は京都や伊勢と違い、気軽に補完探訪に来られません。
それなりの枚数を撮影したつもりですが、後から見返すと少なめ。
全てカバーすることは出来なかったり・・・
境内を出て、しばらく休みます。
日付が変わったらまた訪れましょう。
その名の通り、世界遺産である熊野本宮のビジターセンター。
裏手には熊野川が流れており、河川敷が臨時駐車場に。
これから混雑してくるでしょう。
ベンチのある軒下にIN。
ここは前回、寝場所として使ってますね。
本宮大社の旧社地であり、古くからの聖域。
熊野大権現が降臨されたと伝わっています。
境内は撮影禁止のため、写真はここまで。
今のうちに、ヤマザキショップで軽食だけ補給。
静岡から温泉巡りに来たという旅人に出会いました。
やはり旅人と語り合うのは楽しい。
所定の位置に戻り、装備の整理と体のケア。
前半戦を終えたので下着やタオル類を交換。
靴下は明日の出発前に換えます。
写真整理と行程チェックも済ませておきましょう。
この時点で1000枚ほど撮影しました。
既に日没。
ここで火は起こせませんから、今夜もパック飯。
メニューは白飯&かつおカレー煮でした。
おやつの乾パンも順調に消費。
前回野宿した際、トイレは夜間閉鎖されていました。
今回は年末年始ということで、夜間もずっとOPEN。
付近に自販機もあって、コンディションは良好です。
あまり人が来ないのを確認して野宿セット展開。
しばらく仮眠させてもらいます。1855、就寝・・・
2200起床。気温は2℃。
2013年もあと2時間で終わり。
実はこの場所、駐車場から本宮大社への通り道。
まだ混雑していないので、人目を気にせずゆっくり。
野宿セットを一旦撤収して出発準備。
大斎原ではライトアップ中。
2300、本宮大社に向かいます。
R168を渡って本宮大社へ。
誘導員が大勢展開中。
境内の様子。閑散としています。
新年を迎えるまで待機。人が増えてきました。
アルバイトの巫女さんがいっぱい。萌え。
2358、既に初詣の行列の中。
2013年最期の日、歩行距離は約17kmでした。
5日目、2014年に続きます。