熊野古道トレッキング III
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2014年1月2日(木) 6日目 中辺路
下山。

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0530起床。
昨日の分を取り返すぐらい寝ました。

気温は5℃。やはり雨の気配はありません。
出発から6日、ずっとこの調子です。

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現在地は和歌山県田辺市、野中の某所。

野宿セットを適当にパッキングし、朝食と洗面。
2日目に補給しておいた食糧はこれで終わり。
残りは自炊とパック飯になります。

近露方面から、ハイカーと散歩のおじさんが1名ずつ。
私も、水を汲んだら出発にしましょう。

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0705、出発。とがの木茶屋の前を通ります。

こうやって熊野古道の主要ルートを歩くと、大抵の場所は分かります。
観光情報として紹介されているのは、いつも同じところ。
とがの木茶屋の写真もよく見かけますね。

もっと色んな場面の写真を・・・
と思うのですが、これぞ熊野古道!という場所は意外と少ないです。
熊野の範囲はとても広く、全体的に地味で宣伝するのは難しい。
というわけで、当レポでは道の写真を沢山掲載しています。

さて、本日は近露や高原を経て滝尻へ。
本宮大社からの深い山越えルートを終え、中辺路の入口まで下ります。
距離は約18km、昨日よりは楽な行程になるでしょう。

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まもなく日の出。
山沿いの舗装路で集落を抜けていきます。
近露方面へ緩い下り。

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集落を抜けると、林道といった感じの道。
比曽原王子跡を通過しました。

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近露の手前で、短い山道に下ります。
G600のバッテリーは1/3。

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0808、既に近露に下っています。
自販機もあるし、休憩していきましょう。

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近露王子跡の隣にあるトイレ前で休憩。
流石に疲れが溜まってきています。

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0825、休憩終了につき出発。
北野橋で日置川を渡って、箸折峠(380m)に向かいます。

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峠まで軽い登り。

振り返ると近露の町並みが見えます。
南にR311が通り、Aコープがあって補給が可能。
宿もありますので、野宿しない方はご利用ください。

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0847、箸折峠(380m)。
牛馬童子像と役行者像、宝篋印塔があります。
この辺りは薄暗く、G600のスペックでは厳しい。

中辺路で最も有名と思われる牛馬童子像。
色々あって天皇を退位し、出家した花山法皇が、
延喜22年(922年)に熊野を訪れた時の姿を模して作られたのだとか。
2008年6月、不届き者により頭部を切断され紛失する事件が発生。
10月に頭部の複製が完成し、胴体に取り付けられました。

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山道と舗装された林道を乗り継いで下ります。

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R311沿いの道の駅が見えました。
高原まで長くなりますから、ここでも休憩することに。

本宮大社で別れたR311は、小広峠の辺りから中辺路の南を並行。
この先で北に並行し、滝尻で再び合流します。

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0905、道の駅「牛馬童子ふれあいパーキング」。
ハイカーは少しだけ。大部分は軽装の観光客です。
マイカーやバスでやってきて、牛馬童子像や近露まで歩くのが定番の観光ルート。
人の出入りが多い上に軒下が小さく、寝場所には向いてません。

0930、出発。まだまだ山道は続きます。

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R311を渡って山道へ。
大坂本王子跡を経由して上多和茶屋跡までしばらく登り。
そこから高原までも、結構長いです。

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津毛川沿いに歩き、大坂本王子跡を通過。

中辺路は、かつての王子跡を辿りながら本宮大社を目指すルート。
最初期の熊野詣の雰囲気をなんとなく感じられてオススメです。

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坂尻の谷を登っていきます。

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逢坂峠で未舗装林道を渡ります。

前回と同じルートで、次の未回収ルートに向かうために歩いている感じ。
補完や回収が目的になると、どうしても作業っぽい行程になります。

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1040、上多和茶屋跡を通過。
悪四郎山(782m)の北を抜けて悪四郎屋敷跡を過ぎると、ようやく下りメイン。
それにしても風が強い。

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1120、十丈王子跡までやってきました。

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休憩所にIN。
フル装備の旅人と入れ違いになりました。
野中を出発して2時間。ここで休憩&昼食とします。

冷たい風に晒されながらパック飯を加熱。
昼のメニューは白飯&かつおカレー煮でした。
高原ではゆっくり休みたい・・・

1210、休憩終了につき出発。
気温は7℃。相変わらず風が強いです。

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いつも通りアップダウンのルート。

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大門王子跡を過ぎて、下ります。

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石畳を下り、まもなく高原の集落。

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1310、「高原霧の里休憩所」に到着。
北東には冷水山(1262m)を最高峰とする果無山脈。
ハイカーや観光客の姿がちらほら。

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休憩所に入ります。
ザックを下ろし、冷たい風から遮断されてリフレッシュ。
行程中、こうしてゆっくりできる機会は滅多にありません。

このペースなら、滝尻まで2時間ほどでしょう。
日没まで余裕がありますから、しばらく休みます。

1400、休憩終了につき出発。
集落を抜けて滝尻方面へ。

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集落を抜けて、大きな楠のある高原熊野神社。
応永9年(1402年)の創建と伝わります。
主祭神は速玉男命と天照大御神。

この社も合祀・伐採の危機に直面しましたが、
南方熊楠によって守られ、現在まで残っています。

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猟期のため、時折山の向こうから銃声が聞こえます。
前回もここでハンターを見かけました。

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砂利道を通り、山道に入ります。

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舗装された林道を渡ります。
ルート情報は前回のレポからコピペしていたり。

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1500、飯盛山山頂(340.7m)の展望台。
ここが最後のピークとなります。

北の下界には、午前中に別れたR311と栗栖川の町並み。
明日は滝尻からR311を歩き、栗栖川の手前で潮見峠に向かいます。

1515、出発。
滝尻まで最後の下り、ラストスパートです。

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剣ノ山経塚跡を過ぎ、 極めて淡々と下ります。
撮影枚数が少なくなってきました。

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・・・今更ですが、滝尻から本宮大社まで、0.5km間隔で標識が設置されています。
これは2番目の標識。あと1kmです。

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1552、1番目の標識。

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不寝王子を通過すると、滝尻は目前。

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日没とともに、滝尻王子の裏手に下ります。
長い山越えルートが、ようやく終わりました。

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1612、滝尻王子。これで本日の行程は終わりです。
観光客の皆さんに、行程終了を祝福していただきました。
と言っても、紀伊田辺への最終行程が残っているのですが。

伊勢神宮を出て6日、本宮大社を出てまだ2日目。
期間的には短いのに、随分長く感じます。

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剣ノ山(371m)の麓に位置し、
熊野の聖域の入口となる滝尻王子。
古くから熊野詣の重要なチェックポイントであり、
今では天照皇大神を主祭神とする滝尻王子宮十郷神社になっています。

荒廃した時代もありましたが、近年になって修復。
中辺路を歩くハイカーや観光客で賑わうようになりました。

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ひとまず休憩所に入ります。
電源があって、Wi-Fiにも対応している様子。
モバイルを多用する方には良いんじゃないでしょうか。
但し、水道やトイレはありません。

ここで、明日から天気が崩れるかも・・・という情報を入手。
エスケープ手段として、紀伊田辺に下るバスを確認しておきます。
マイカーの観光客から「駅までなら送ってあげるよ!」と誘われましたが、
丁重にお断り。ここまで来た以上、自力でなんとかします。

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左が休憩所前。右が「熊野古道館」。
石船川沿いのR371を挟んで位置しており、この先でR311に合流。
富田川に石船川が注ぐ地点でもあります。

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1720、ひっそり野宿活動開始。
「熊野古道館」の適当な軒下にINします。
こちらは水道とトイレがあり、ナイスコンディション。

ずっと野宿の旅ばかりやってきましたから、
どんなところが野宿に適しているか大体分かります。
適当な寝場所が見つからなければ、かなりアレなところで寝る場合も。
レポ執筆が前提の旅では、まともな場所(?)を使うようにしています。

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今日は味噌煮込みうどんを作ります。
気温的に、ウィスパーライトはオーバースペックでした。
これぐらいならジュニアバーナーで十分だと思います。

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今回ラストとなる野宿セット展開。
う~ん、素晴らしいコンディションです。
1840、就寝。

本日の歩行距離は約19km。
7日目に続きます。

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