東海道ツーリング
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2013年4月1日(月) 1日目 午前
行程開始。

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0000、予定通り自宅を出発。
周到な準備のおかげで無難にスタートできました。
まずは兵庫県の自宅から、R171でJR京都駅に向かいます。

R171は非常に交通量が多く、路側帯の狭い危険なルート。
昼間に走行すると、轢き殺すぐらいの勢いで幅寄せを喰らいます。
グレイズどころでは済みませんので、昼間走行は避けましょう。

この時間のR171はハイスピードなトラックばかり。
どれも乱暴な運転ですが、自機狙いではないだけマシなほう。
というわけで、比較的安全な深夜プランを選択しました。

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こちらが夜間走行用の安全装備。
ライトはフロントx3、リアx2で運用しています。
自転車本体は当然として、ヘルメットにヘッドランプを装着するのがオススメ。
(詳細はライトのページを参照)

これに加えて安全ベストを着用。視認性の向上に努めています。
今回は基幹道路が中心なので、昼夜問わず着用しました。
良いツーリング=安全なツーリング。安全第一です。

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これはサイクルコンピュータ。通称サイコン。
速度や走行距離を知ることが出来る、サイクリスト必携のアイテムです。
サイクリスト以外には馴染みがないと思いますが、これで行程を管理しています。
もっとも、走行中に速度や距離なんて見ないのですが・・・
(詳細はデジタル機器のページを参照)

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中間点の高槻にてコンビニ休憩。
かつてサイクルツーリストだったという地元のお兄さんに出会い、
早速水と食料を恵んでいただきました。

まだ京都にも着いていないのに、いきなり旅気分。
こういう出会いがあるから、旅は楽しいんだな~

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0330、JR京都駅に到着。ここまで約48.8km。
ほぼノンストップで走った割には時間がかかりました。

京都駅は、東海道本線や東海道新幹線の停車駅。
今はチェックポイントとしてタッチするだけ。
最終日に補完します。

秘封の探訪ということで、モチベーションは最高レベル。
東海道のツーリングは、何年も前から構想していたプランです。
仕事を辞めたきっかけは、夜のバスの中で聴いた「少女秘封倶楽部」。
秘封の曲やストーリーは、旅に飛び出したくなるような魅力があります。

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京都駅で行程をチェック後、東海道の終点である三条大橋へ。

京都市内は路駐が多く、ドライバーのマナーは終わってるレベル。
クラクションや幅寄せは当たり前。横断歩道でも安心できません。
全国で色んなサイクルツーリストに出会ってきましたが、誰もが口を揃えて
「京都の運転は荒すぎる!」と言ってました。それぐらい酷いです。

やっぱり京都は、サイクリングよりハイキングのほうがいいかな。

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0416、終点:三条大橋。距離は失念。
座標は35°00'32.4"N 135°46'16.8"E

歌川広重の旅と『東海道五拾三次』を想いつつ小休止。
ここは京都府京都市中京区。三条大橋を渡ると東山区です。
現在の橋は、昭和25年(1950年)に架けられたもの。

江戸時代の慶長6年(1601年)に、日本橋から三条大橋に至る東海道が制定。
それに伴って宿場や関所などが整備されたのは、皆さんもよく御存知だと思います。
元和5年(1619年)には延長ルートとして、大阪の高麗橋に至る大坂街道(京街道)が制定。
従来の東海道五十三次に加えて、東海道五十七次と呼ばれています。

桜のシーズンで、夜桜が目当ての観光客がちらほら。
アベックや若者のグループがフラフラうろついているのですが、
酔っ払ってその辺の自転車をひっくり返したりと危ない感じ。
トラブルに巻き込まれないうちに離れます。

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時は流れて、2015年4月の「比叡山ハイキング」から。
北東に見えるのが、大比叡(848.3m)と四明岳(838m)から成る比叡山。
『東海道五拾三次』にも描かれているように、京都市内ではよく目立ちます。

鴨川に架かる、三条通の三条大橋。
西詰には十返舎一九の『東海道中膝栗毛』でお馴染み、
弥次さんと喜多さんの像が設置されています。

東詰には京阪三条駅と、地下鉄三条京阪駅。
名前が被っていてややこしい。

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ここから2015年11月21日補完分。
鴨川河川敷から三条大橋の様子。

蓮メリが利用した卯酉東海道は、卯東京駅~酉京都駅を結ぶリニア新幹線。
愛称を「ヒロシゲ」にしたり、所要時間をわざわざ53分にするぐらいですから、
酉京都駅は三条大橋の大深度地下に建設されたのでしょう。

ちなみに比叡山延暦寺を創建したのは、伝教大師こと最澄。
高野山金剛峯寺を開いた弘法大師空海との関係は有名ですね。
「卯酉東海道」では、「最も澄みわたる空と海」の元になっています。

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三条大橋西詰から比叡山。

比叡山といえば、酒呑童子の伝説でも知られる山。
伊吹山で育った酒呑童子は、比叡山を経て大江山に住み着き、
悪行の限りを尽くした後に源頼光らに討伐されました。

東方では、「萃夢想」に登場した伊吹萃香のルーツでもあります。
上述の「比叡山ハイキング」を始め、2015年9月の「伊吹山ハイキング III」、
2014年4月の「大江山ハイキング V」で詳しくカバーしています。

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こちらは東詰の様子。
日本橋から走ってくると、最後は地味な風景です。
・・・ここまで2015年補完分でした。

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0440、三条大橋から南に下って五条大橋にやってきました。ここまで約54.3km。
厳密な東海道よりR1を優先しているため、こちらが京都の出発地点になります。

こんな時間にも関わらず、交通量は結構多め。
最初の宿場町のある大津方面まで、気を付けて走りましょう。

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0547、滋賀県大津市内のR161。
京都市内から山科を経由して山を越え、
いつの間にか夜明けを迎えました。

山科から大津に抜ける際は、
R1が名神高速の京都東インターチェンジと交錯しており迂回が面倒。
私以外のサイクリストも、ここで迷うことがあるようです。
意味不明なバイパスを作らないでほしい。

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0555、53番:大津宿本陣跡。ここまで約67km。
座標は35°00'21.5"N 135°51'41.5"E
滋賀労働局の看板が目印です。

宿場町らしい雰囲気は残っておらず、普通の市街地。
東海道五十七次では、ここから三条大橋ではなく伏見宿に向かうことになります。

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リアパニアバッグに挿しているのはホクレンフラッグ。
北海道のガソリンスタンド、ホクレンで配っている夏の風物詩です。
給油しないサイクリストも、ライダーから貰ったりして増えていくアイテム。
ツーリングの際は、大抵記念に1本挿しています。

これは2010年8月20日、北海道八雲町にて。
東北ツーリング II」の導入部です。

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0602、JR大津駅。そろそろ通勤・通学の時間帯です。
高槻で恵んでもらったパンを食べて小休止。
出発からもう6時間も経っていたらしい。

0625、草津方面に向けて出発。
天気はいいけど、まだ寒いね~

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0723、草津。
交通量の多いR1と違い、静かな生活道です。

こういう道に入るためには、自作の乗換地図が必須。
R1上には宿場町や本陣跡の案内など存在せず、
自力でナビゲーションする必要があります。
(詳細はナビゲーションのページを参照)

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0725、52番:草津宿本陣跡。ここまで約80.8km。
座標は35°01'03.5"N 135°57'37.3"E

宿場町の雰囲気を残すため、よく整備されています。
まだ早い時間ですから、観光客は見当たりません。

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0735、JR草津駅
殆どの宿場町は駅の近くにあり、セットで寄り道しています。
旅の途中には、チェックポイントとして駅に寄るのが定番。

但し、フル装備のサイクルツーリストは都会では浮きやすく、
もっと分かりやすく言うと冷ややかな視線を浴びることがあります。
田舎ではいい意味で目立って、地元の方と色々お喋りできるのですが。

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R1で石部方面へ。交通量が多い上に路側帯は狭くなっています。
JR草津駅とJR手原駅の間で東海道新幹線の高架をくぐると、
しばらく東海道新幹線から離れます。

日本の幹線道路は自転車の走行など一切考慮しておらず、
路側帯が無いに等しい、走りにくい道が大部分を占めています。
悪質なドライバーに幅寄せされたりと危険なこともありますから、
こんなときは車道にこだわらず、歩道を徐行するのが無難です。
もちろん、歩行者優先で。

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0825、流石に疲れたのでセブンイレブンで休憩。
ここまで約87.3kmでした。8時間も走って、まだ8時か・・・

午後の行程を検討していると、地元のおじさんから情報を入手。
鈴鹿峠はそれほどきつくないそうで、あっさり三重県へ抜けられるとか。
本日の目的地は滋賀県内の道の駅「あいの土山」と設定していましたが、
午後もフルに使って、三重県の道の駅「関宿」まで伸ばすことに決定。

0855、休憩終了につき出発します。

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野洲川沿いのR1を進行。ここも歩道です。
特に見どころはなく、走りを楽しめるわけでもありません。
まるで作業のように、事務的に走ります。

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0915、R1を外れて石部に入りました。

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0917、石部宿西口跡。ここから宿場町でした。
座標は35°01'01.9"N 136°03'03.6"E

宿場というよりは普通の田舎の町並み。
それがいいんだけどね。

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0925、JR石部駅をチェック。
これも事務的な作業になっている気がします。

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0937、51番:石部宿本陣跡。ここまで約92.3km。
座標は35°00'35.8"N 136°03'17.1"E

住宅街の中に位置しており、普通に探しても見つからないと思います。
もしかしたら、駅や観光案内所にガイドマップが置いてあるのかも。

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R1で水口方面へ。
そろそろ暑くなってきました。

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2010年8月12日。根室から厚岸を経て釧路に抜けるR44。

道路を走る際、ナビゲーションに欠かせないのが「青看」。
青看にはルートや距離といった重要な情報が凝縮されており、
『ツーリングマップル』と組み合わせることで絶大な効果を発揮します。
ちなみに、青看と言って通じるのは北海道民と旅人だけらしい。

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1053、既に甲賀市に入り、水口を走っています。

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1123、50番:水口宿本陣跡。座標は34°57'57.4"N 136°10'55.2"E
ここまで約106.5km。昼前だというのに、もう大台に乗ってしまいました。

「大台に乗る」というのは走行距離が100kmを超えること。
あくまで私の場合ですが、1日の適正走行距離は100km+αであり、
90kmだと少なすぎ、120kmだと若干走りすぎ、みたいな目安があります。

普通は15~16時ぐらいに大台に乗り、
17~18時ぐらいに目的地到着という流れですから、
初日から相当無茶をしていることが分かります。

そんなわけで、次の土山ではしばらく休みたい。
午後に続きます。

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