東方巡遊記 GEARS

安全靴

2022-09-17 公開

機械・設備系の仕事で使う保護性能に優れた作業靴。あらゆる危害から足を守ります。

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目次

JIS規格

シモン WS38(2018年から使用)

シモン WS38 シモン WS38シモン WS38のソール
機械加工の仕事に欠かせない安全靴。JIS T8101 CI/S/P1/F2/HI1/Hに合格した製品です。

耐久性に優れる牛革製の普通安全靴に分類され、足首まで覆うハイカットの仕様。フライス・旋盤・ボール盤等の工作機械で金属加工を行う際、靴の中に熱々の切り屑が入る事態を防ぎます。つま先には"ワイドACM樹脂先芯"が採用されており、パレットや作業台につま先をぶつけてもノーダメージ。鋼材や工具を落とすぐらいの衝撃には余裕で耐えられると思います。摩擦にも強く、側面には二重に革が縫い付けられて強度を確保しています。もちろん内部に切削油やクーラントが浸入することはありません。

アウトソールはゴム製の"SX3層底Fソール"。安定感が高く、耐油・耐滑・耐摩耗性に優れます。床に飛び散った切削油が付着してもグリップ性を失わず、クーラントで濡れたマシニングセンタのテーブル上でも問題なく段取り作業できます。油が付いた状態で歩き回ると作業場が足跡だらけになりますから、機械を離れる際はウェスで脱脂したほうがいいでしょう。鋭利な切り屑を踏むとめり込みますが、ソールに厚みがあるため内部には貫通しません。重切削の後はペンチで切り屑を引き抜きます。

靴の脱着はベルクロ式。靴紐より素早く作業場に出入りできます。上下にベルクロを備えますが、実際には上側のフラップを開閉するだけで容易に脱着可能。買って半月でベルクロの縫い目が千切れる安物とは異なり、4年間酷使しても破損の気配が見られません。安物が破れるたびに買い換えるより、高品質な安全靴を長く使い続けるほうが遥かに経済的。シモン製品の耐久性の高さに感動しています。

機械加工は立ち仕事ですから、長時間履いていると当然のように足が疲れます。付属のインソールにクッション性はありませんので、トレッキングシューズで使い古したプレスコントロール セラケア 行軍専用を挿入。これなら一日中(8時間)立って機械を操作しても負担にならないです。尚、私は狭い作業場に並んだ工作機械を扱うため、屋外での歩行性能や溶接・建設現場での使用感は全く分かりません。本記事の内容は、あくまでフライスや旋盤など機械加工の作業者としての感想です。

この安全靴は本革の製品です。仕事用の安全靴を手入れする方は少数派だと思いますが、私は旅用の靴と同様に定期的な整備を心掛けています。ウェスで油汚れを、ブラシで金属粉を落とすのは基本の手入れ。革の品質を維持するには全体にクリーム(Collonil 1909)を塗り込んで、ブラシ(Collonil 馬毛ブラシ)で馴染ませます。流石につま先を光らせたりはしませんが、何もしないよりは格段に革の寿命を伸ばすことができます。自分の装備は自分で愛着を持って手入れする。装備マニアの鉄則です。

JSAA規格

シモン KL518(2021年から使用)

シモン KL518 シモン KL518 シモン KL518のソール
設備関係の仕事で使う作業靴。JSAA規格A種認定品です。

正式な定義では安全靴ではなくプロテクティブスニーカーに分類される製品。私の場合、切削油や切り屑が飛散する機械加工では安全靴(シモン WS38)、機械・設備の組み立て作業ではプロテクティブスニーカーという使い分けです。この作業靴はローカット仕様で、アッパー素材は人工皮革とポリエステルメッシュ。つま先には"ワイドACM樹脂先芯"が採用されており、保護性能はWS38と同等と思われます。つま先・側面・後部に縫い付けられた反射材のおかげで、車両からの視認性にも優れます。

KL518は軽さが売りの作業靴です。安全靴でないローカットのウォーキングシューズと比べれば2倍の重さではあるのですが、ハイカットのWS38の半分、という見方をすれば軽い部類に入ります。私が重いタクティカルブーツで歩き慣れている事情もあり、この靴を履いて作業しても全く重さを感じません。側面はメッシュ素材、先端には通気孔が設けられており、長時間履いても蒸れにくいです。

アウトソールはEVAと合成ゴム。塗装が施された工場床やFRPのフロア上において、十分なクッション性とグリップ性を発揮します。WS38のゴム製ソールと比べると摩耗が早く、1年間で目に見えてソールが減りました。靴に付属するインソールは薄い作りでしたが、狭い作業場を歩いて機械を組み立てる用途には十分だったので、交換せず使っています。靴本体のクッション性が高いおかげでしょう。

フィット感の調整は3本のベルクロバンドを用います。つま先側の2本は普通の長さですが、手前側の1本は明らかに長く、私の足のサイズでは締め込むとベルクロを貼り合わせられません。切って縫い直すのは面倒だったので、インシュロックで束ねて短くしています。このベルクロバンドはあくまでサイズ調整用。ローカット仕様ですから、靴の脱着自体はバンドを開閉しなくても行えます。

高品質なWS38と比較すれば安い作りではありますが、作業靴としての性能は本物。たった1年で破れる粗悪な安物を買い替え続けるよりも経済的です。この靴が摩耗したら、またシモン製品を選びます。

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