東方巡遊記 GEARS

レインウェア

2022-09-17 公開

自転車と徒歩の旅で使う雨天行動用の装備。どこへ行くときも雨天を想定して必ず携行します。

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はじめに

雨の東海道ツーリング
キャンプツーリングとバックパッキングの天敵。それは雨です。長期間の旅で雨を避けることは不可能。どこかに停滞するという消極案を採用しない限り、必ず雨に打たれながら道を進むことになります。雨が一日で止むとは限らず、来る日も来る日も土砂降りの中を走り続ける悲惨なツーリングも多々あります。雨天行動で装備が濡れると何もかもが嫌になりますから、自転車用バックザックはレインカバーを被せたり、ゴミ袋やジッパーバッグ等のパッキング用品で厳重に防水処置を施します。

雨で濡らしたくないのは装備だけではありません。自分自身が雨に打たれ続け、濡れた状態で行動すれば確実に疲労が溜まります。シャツやトレッキングパンツが濡れて困るのは当然として、フットウェアの中身が濡れると何日も乾かず不快な状態になります。ザックにレインカバーを被せるのと同じように、レインウェアを着用して雨を遮断する必要があります。レインウェアの素材は防水透湿性に優れる"GORE-TEX"が望ましいですが、ツーリングでは安価な同等品を使っています。

防水性を重視するという意味で、レインウェアの機能はスノーギアと重複します。私がツーリング用に買ったレインパンツとオーバーグローブは積雪期の山歩きにも適しており、現在では雨天/冬山兼用装備として活躍しています。尚、レインウェアを長旅で酷使すれば防水性能は徐々に失われます。手入れを怠ると本来の機能が失われるため、定期的な整備が不可欠です。このページでは、レインウェアの防水性と通気性を維持するための手入れ用品も紹介します。

目次

ジャケット・パンツ

モンベル スーパーハイドロブリーズ レインウェア(2009年から使用)

モンベル スーパーハイドロブリーズ レインウェアをツーリングで使用 モンベル スーパーハイドロブリーズ レインウェアをツーリングで使用
防水透湿素材"スーパーハイドロブリーズ"のレインウェア。ツーリングのために導入し、トレッキングやバックパッキングなどあらゆる形態の旅に使いました。

自転車旅を始めた頃の雨天対策は、塩化ビニール(PVC)製の雨合羽のみ。雨合羽は風でバタつく上に、非常に蒸れやすく快適性は皆無でした。ツーリングに適したレインウェアを探したところ、"GORE-TEX"の製品は高すぎて手を出せず、上下セットで安価なスーパーハイドロブリーズを買いました。雨合羽より快適ならそれで十分であり、GORE-TEXほど高性能でなくてもいいと考えました。

結論から言うと、スーパーハイドロブリーズは高性能な製品でした。防水・防風性はもちろん耐久性にも優れており、全身に雨が吹き付けるようなツーリングやトレッキングの中で、素晴らしい耐雨性能を発揮してくれました。真夏のツーリングでは多少蒸れますが、長年の着用で慣れたので不快感はありません。体が直接雨で濡れるよりは遥かにマシです。生地に伸縮性は備えないものの、窮屈さは感じずペダリングの動作は問題なく行えます。

モンベル スーパーハイドロブリーズ レインウェアのジャケット モンベル スーパーハイドロブリーズ レインウェアのジャケット
ジャケットはジッパーとベルクロ式。止水ジッパーではありませんが、フラップで覆われるため土砂降りでも浸水しない仕様です。小雨の場合は蒸れ対策としてジッパーを開放し、ベルクロだけ貼り合わせることが多いです。胸にジッパー式のポケットを備えており、開放すればベンチレーションとして機能します。私はレインウェアのポケットには何も収納しないスタイルです。

フードは自転車用ヘルメット及び山岳用ヘルメットの上から被れる大きさ。フィット感を調整するベルクロとドローコードを備えます。頭部がフードで覆われると後方の車を把握しにくくなるため、ツーリングの際はフードの上からヘルメットを被ります。フードを使わない場合は折り畳んで襟に収納可能。フードが風でバタついて頭の後ろが気になる、という現象を回避できます。襟に汗取りの生地が縫い付けられているのも気が利いています。

モンベル スーパーハイドロブリーズ レインウェアのパンツ モンベル スーパーハイドロブリーズ レインウェアのパンツ
パンツの下部には膝下まで開放できるジッパーを備えます。このジッパーのおかげで、フットウェアを脱がずに素早くパンツを着用できます。操作性向上のため、ジッパープルには蛍光反射コード 2.5mmを結び付けました。ツーリングでは路面の水を巻き上げて足がびしょ濡れになりますので、GORE-TEXのウォーキングシューズ(SIRIO P.F.111P.F.112)にシューズカバー(パールイズミ レイン シューズカバー)を被せ、裾バンドで縛って浸水を防ぎます。シューズカバーを使わない場合も、パンツの裾が自転車のギアに接触しないよう裾バンドで縛ります。

長時間サドルに座って使用したため、股と尻の生地は薄くなりましたが破れる気配はありません。雨続きの旅から帰ったら必ず洗剤(NIKWAX Tech Wash)と防水剤(NIKWAX TX.Direct Spray-On)で整備しますので、雨天行動における防水性も保たれています。高性能でなくてもいいと割り切って買った安価なレインウェアが、ここまで長持ちするとは思いませんでした。10年以上使っても実用性を失っていないのは、入門用レインウェアの域を超えています。この製品には満足しています。

モンベル スーパーハイドロブリーズ レインウェアをスタッフバッグに収納
欠点を一つだけ挙げるなら、軽量コンパクトでないことです。自転車用バッグに突っ込んで携行するツーリングでは全く問題になりませんが、ザックに収納するトレッキングの場合は嵩張る上に重くなります。雨が予想される長旅ならともかく、日帰りのハイキングにバックアップ手段として携行するには無駄と感じます。縦走登山における軽量化の一環でモンベル トレントフライヤー ジャケット + パンツを導入し、スーパーハイドロブリーズは主力のレインウェアの座を降りました。

モンベル スーパーハイドロブリーズ レインウェアを冬山で使用 モンベル スーパーハイドロブリーズ レインウェアを雪山で使用
レインウェアのパンツには別の使い道がありました。積雪期の山歩きです。

スーパーハイドロブリーズは優れた防水性を備えているため、雪除けにも有効です。冬山では最初からレインパンツを着用しますから、携行時の軽さは求めません。特にクランポンを装着する登山では、鋭利な爪でパンツを破ってしまうことがあります。まだ新しいトレントフライヤーが破れるのは勿体ないですが、10年以上使い込んだスーパーハイドロブリーズなら別に惜しくないです。

防水性と通気性は定期的な整備によって保たれており、現在では冬山用のゲイター(Outdoor Research Crocodile Gaiters)、アルパインブーツ(Montura Vertigo Leather GTX)と併用して登山やスノーシューハイキングで活躍中。破れた箇所はモンベル GORE-TEX パーマネントリペアシートで補修し、完全に性能を失うまで使い潰すつもりです。

モンベル トレントフライヤー ジャケット + パンツ(2019年から使用)

モンベル トレントフライヤー ジャケット + パンツを登山で使用 モンベル トレントフライヤー パンツを登山で使用 
防水透湿素材"GORE-TEX PacLite"のレインウェア。縦走登山における装備軽量化の必要性に迫られて導入しました。

これまでツーリングとトレッキングで愛用していたモンベル スーパーハイドロブリーズ レインウェアは、優れた防水性と耐久性を誇る一方、重くて嵩張るという欠点を抱えていました。自転車用バッグに突っ込んで携行するツーリングでは全く問題になりませんが、中型~大型のザックを背負う縦走登山では少しでも軽量コンパクトな装備が求められますから、10年経ってようやくGORE-TEXのレインウェアの導入に至りました。ジャケットとパンツは別売。上下合わせると実に高価です。

非常に薄くて軽い生地を採用しており、ジャケットを持っただけでスーパーハイドロブリーズとの違いに驚きました。防水性と透湿性は最高レベル。土砂降りの登山で使っても全く浸水しません。大型ザックを背負って行動すれば多少は蒸れますが、生地が薄くて軽いので張り付きが気にならないです。腕と膝の動きに合わせた立体裁断が施されており、機動性は良好。岩場で擦れても破れない程度の耐久性まで備えます。その着用感は極めて快適で、10年の技術の進化を感じました。

モンベル トレントフライヤー ジャケット モンベル トレントフライヤー ジャケット
ジャケットはジッパー式。胸ポケットとともに止水仕様かつスムーズな動きの"アクアテクトジッパー"が採用されています。スーパーハイドロブリーズのようなベンチレーション機能は備えませんが、動きやすく透湿性が高いので許容できます。ジッパーのラインに沿って反射テープが付いており、バックパッキングの際に視認性を向上させる効果があります。メーカーロゴも反射仕様です。

フードは山岳用ヘルメットの上から被れる大きさ。フィット感を調整するベルクロとドローコードを備えます。軽量化のため、フードを折り畳んで収納する機能や襟の汗取り生地は無し。縫製箇所を限りなく減らし、軽さと防水性を追求した仕様です。

モンベル トレントフライヤー パンツ モンベル トレントフライヤー パンツ
パンツの下部には膝下まで開放できるジッパーを備え、大柄なアルパインブーツを履いた状態で脱着可能。ここにも反射テープ付きのアクアテクトジッパーが採用されており、足元の浸水を防ぎます。操作性向上のため、ジッパープルには蛍光反射コード 2.5mmを結び付けました。

モンベル トレントフライヤーをスタッフバッグに収納 モンベル トレントフライヤーをスタッフバッグに収納
このレインウェアの長所は、軽量コンパクトであること。上下合わせてスーパーハイドロブリーズの半分近く軽いです。ジャケットとパンツそれぞれにスタッフバッグが付属するも、軽量素材のスタッフバッグ(モンベル U.L.スタッフバッグ 2L)にまとめて収納・携行します。見かけのサイズは従来と変わりませんが、軽量薄型なので平たく圧縮できます。ザックの容量を圧迫しないのが大きな強みです。

雨天行動時の防水性と快適性はもちろんのこと、ザックに収納して携行する際の軽さはスーパーハイドロブリーズと比べ物になりません。レインウェアを使わない日帰りのハイキングにおいても、機動性が大きく向上します。このレインウェアのおかげで軽量ザック(deuter Speed Lite 26)の導入が可能になり、装備が更に軽くなりました。使用頻度は高くないものの、圧倒的な軽さが気に入っています。

オーバーグローブ

ISUKA ウェザーテック ライトオーバーグローブ(2013年から使用)

ISUKA ウェザーテック ライトオーバーグローブ
防水仕様のオーバーグローブ。ツーリング用に買ったものを山歩きに転用しました。

ISUKA ウェザーテック ライトオーバーグローブをツーリングで使用 ISUKA ウェザーテック ライトオーバーグローブを登山で使用
手の平はポリウレタン及びナイロン、手の甲は防水透湿素材"ウェザーテック"で構成。防水性を備えない手袋の上から着用するレイングローブであり、薄いウェザーテック生地は土砂降りにも耐えられます。手首のドローコードは片手で開閉可能。しっかり絞ると手首からの浸水を抑えられます。レインウェアと同じく多少は蒸れるものの、これぐらいは許容範囲内です。

普通にツーリングと山歩きで使うには便利なグローブですが、私は雨天でもコンデジで写真を撮ったり、地図を確認したり、メモ帳に記録する場面が多いです。このグローブは防水性重視なので、手先の操作性は今ひとつ。自転車のレバーは問題なく操作できる一方、カメラやペンは扱いにくいです。元々は雨続きの自転車旅のために導入したのが、ツーリングではグローブがびしょ濡れになっても構わないと考え、山歩き専用になりました。

ISUKA ウェザーテック ライトオーバーグローブを雪山で使用
ウェザーテックの軽さと防水・防風性は、積雪期のオーバーグローブとしても実用的です。

冬季はウィンターグローブを着用することが多いですが、雨や雪に曝される環境では、為す術もなく内部まで浸水してしまいます。手先が濡れたまま行動すると致命的な事態を招きかねませんので、多量の雪に触れる場合はオーバーグローブを嵌めてグローブを保護します。手首に掛けるリーシュ、またはザックに吊るして携行できるようにショックコード 3mmを結んでいます。

スパッツ

オンヨネ レインスパッツ 32cm(2009年から使用)

オンヨネ レインスパッツ 32cm
ノーブランド同然の安価なショートスパッツ。山歩きで使います。

オンヨネ レインスパッツ 32cmをハイキングで使用 オンヨネ レインスパッツ 32cmをハイキングで使用
ナイロン生地の裏側にポリウレタンコーティングが施された撥水性の素材。開閉はジッパー式で、上部はゴムとベルクロバンド、下部はショックコードを留め金に掛けて装着します。あくまで撥水仕様であり、雨天対策というより泥除け用。ぬかるんだ山道を歩くとトレッキングパンツの裾が泥だらけになり、野宿時はテント内やシュラフを汚す原因になりますので、スパッツの着用が望ましいです。

透湿性は一切なく、装着した状態で行動するとすぐに内張りが濡れてしまいます。トレッキングパンツの裾が湿る、という欠点を抱えるものの、泥だらけになるよりはマシと考えて許容しています。フィット感も高くなく、上部のゴムとベルクロバンドの締め付けが緩くてずり落ちやすいです。耐久性は問題なし。安い作りながら、未だに生地が破れたり内張りが劣化する気配はありません。

オンヨネ レインスパッツ 32cmの留め具
付属のショックコードは泥が付着しやすく、劣化して伸縮性を失いました。これは仕方ないので、定期的にショックコード 3mmを交換し、熱収縮チューブで保護します。

オンヨネ レインスパッツ 32cmを冬山で使用 オンヨネ レインスパッツ 32cmを冬山で使用
レインスパッツは積雪期の山歩きでも有効です。アルパインブーツ、レインパンツと併用すれば、雪の浸入を防止できます。ショックコードが剥き出しでは雪と泥が固着しますので、熱収縮チューブによる保護が必要です。ジッパープルには蛍光反射コード 2.5mmを結び付け、グローブを嵌めた状態での操作性を向上。ベルクロバンドには左右を把握しやすいよう"L"と"R"を書き込んでいます。

オンヨネ レインスパッツ 40cm(2010年から使用)

オンヨネ レインスパッツ 40cm
オンヨネ レインスパッツ 40cmを冬山で使用
オンヨネ レインスパッツ 40cmとスノーシューを併用
ノーブランド同然の安価なロングスパッツ。積雪期の山歩きで使いました。

オンヨネ レインスパッツ 32cmの丈が8cm長くなった製品。生地や仕様は同じです。膝下までカバーできるため、スノーシューを装着するハイキングで有効と思って買いました。しかしスパッツを保持するゴムが緩く、行動中にすぐずれ落ち、ルーズソックスのようになる根本的な欠陥が発覚。これならショートスパッツと変わりません。後に冬山登山用のゲイターを導入し、用済みとなりました。

シューズカバー

パールイズミ レイン シューズカバー(2013年から使用)

パールイズミ レイン シューズカバー
自転車用のシューズカバー。雨天のツーリングで使います。

初期のツーリングでは普通のスニーカーにレジ袋を被せて雨に対処しました。小雨程度なら凌げましたが、所詮は間に合わせに過ぎず、靴の中に浸水することが多かったです。靴が濡れた状態でツーリングを続けるのは非常に不快ですから、浸水対策として防水性に優れる"GORE-TEX"のウォーキングシューズと、靴全体を覆うシューズカバーを導入しました。

パールイズミ レイン シューズカバーをツーリングで使用 パールイズミ レイン シューズカバーをツーリングで使用
この製品はナイロン生地の裏側にコーティングが施された撥水性の素材を採用。後部の強固なベルクロで脱着します。あくまで雨を弾く程度の撥水仕様ながら、裏側の縫い目には止水テープが溶着されて防水性を確保しています。旅の前には必ず防水剤(NIKWAX TX.Direct Spray-On)を塗布して、防水性能を極限まで向上。透湿性は備えないと思われますが、シューズカバーなので問題になりません。後部によく目立つ反射材を備えているのも、自転車用らしくて気が利いています。

上部のゴムは締まりが強く、足首の隙間をしっかり塞ぎます。雨天走行では路面の水を巻き上げて足がびしょ濡れになりますので、これだけでは十分と言えません。GORE-TEXのウォーキングシューズ(SIRIO P.F.111P.F.112)にシューズカバーを被せ、レインパンツ(モンベル スーパーハイドロブリーズ レインウェア)の裾を入れた上から裾バンドで強く縛ります。土砂降りの場合はレインウェアの裾から雨水が入って多少は湿りますが、靴の中まで水浸しになることはありませんでした。

シューズカバーの下部は開いており、靴のソールにゴムバンドで保持される作り。靴とペダルのグリップ性を損ねない仕様です。私の自転車のペダルはギザギザしており、トゥークリップに靴を嵌めてペダリングするためシューズカバーへの摩擦は強いです。何年も雨天走行で酷使したおかげで底部はボロボロになり、先端は裂けてしまいましたが、縫って補修すれば問題なく使用できます。防水仕様のウォーキングシューズ、シューズカバー、レインパンツ、裾バンド。これが最良の組み合わせです。

レインウェアの手入れ

NIKWAX Tech Wash

NIKWAX Tech Wash
レインウェア用の弱アルカリ性洗剤。"GORE-TEX"等の防水透湿素材に適した洗剤です。普通の撥水素材にも使用できます。

レインウェアの汚れをブラシで落とす レインウェアをバケツですすぐ
レインウェアとスパッツの丸洗いは風呂場で行います。ツーリングでは路面の塵やチェーンの油、山歩きでは泥で派手に汚れますから、洗剤を使う前にしっかり汚れを落とします。シャワーで全体を濡らし、豚毛ブラシでこすってバケツですすいだら大体綺麗になります。水の温度は季節によって変更。夏は冷水、冬は温水を使います。

NIKWAX Tech Washをバケツに投入 レインウェアをNIKWAX Tech Washに漬け込む
バケツに湯を溜めてキャップ1杯分の洗剤を投入。レインウェアを漬け込んで15分放置します。私が持っているバケツの容量は8Lなので、レインウェア上下とスパッツがギリギリ入ります。この写真ではレインパンツとショートスパッツを漬けています。

レインウェアのクリーニング完了
15分後、バケツから出して泡が残らないようしっかり洗い流します。これで丸洗いは完了です。

NIKWAX TX.Direct Spray-On

NIKWAX TX.Direct Spray-On
レインウェア用の水溶性防水剤。"GORE-TEX"等の防水透湿素材の機能を回復させる効果があります。普通の撥水素材に使っても防水性を高められます。

レインウェアにNIKWAX TX.Direct Spray-Onを塗布 レインウェアにNIKWAX TX.Direct Spray-Onを塗布
防水作業は屋外で実施。濡れた状態のレインウェアとスパッツをハンガーに吊るし、表面全体にスプレーしてから手で塗り拡げて馴染ませます。素手で作業すると手がツルツルになりますので、ビニール手袋を嵌めます。余分な防水剤が地面に滴り落ちますから、予め新聞紙を敷いておきます。

防水剤を塗布したら日陰で乾燥させます。雨続きのツーリングと山歩きで酷使した後はもちろん、雨天が予想される旅の前にスプレーしておくと高い防水効果を得られます。酢のような独特の匂いがする上、防水剤の量が多いと白い染みになりますが、私は全く気にしません。防水性が最優先です。

モンベル GORE-TEX パーマネントリペアシート

モンベル GORE-TEX パーマネントリペアシート モンベル GORE-TEX パーマネントリペアシートでレインウェアを補修 モンベル GORE-TEX パーマネントリペアシートでゲイターを補修 モンベル GORE-TEX パーマネントリペアシートでゲイターを補修
防水透湿素材"GORE-TEX"のシート。破れたレインウェアの補修に使います。

クランポンを装着する冬山登山では、鋭利な爪でうっかりレインウェアのパンツやゲイターに穴を開けてしまいます。冬山でなくても、岩場で擦れて生地が破れる場合があります。破損箇所からは当然のように浸水しますので、次の旅までに補修しなければなりません。

このシートはGORE-TEX生地そのものです。予めレインウェアの破れた箇所を縫い合わせ、適当なサイズにカットしたシートをアイロンの熱で圧着する仕組みです。説明書によるとシートを貼り付けるのは裏地のみ。表側は生地が溶ける恐れがあるため一切推奨されませんが、当て布を用いて両面に圧着しました。剥がれにくいようにシートの四隅は丸くカットしています。

破損箇所を塞いで防水性を維持する効果は十分。パーマネント(恒久的)を標榜するも、あくまでアイロン接着なので酷使すれば剥がれます。また、表側に貼り付けると明らかにクランポンで破ったと分かり、見栄えは悪くなります。私は防水性を最優先に考えますので、外見は度外視。剥がれてきたら新しいシートを圧着します。補修用としては間違いなく役に立っています。

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