東方巡遊記 GEARS

ストック

2022-01-22 改訂

ステッキ、トレッキングポールとも。重装備の徒歩旅をサポートする補助器具です。

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はじめに

雨の縦走登山
徒歩の旅ではザックを背負い、1日あたり20~25km歩きます。舗装された車道、整備されたハイキングコース、険しい縦走路など、道の状態は様々。長旅でも日帰りでも、早朝から夕方まで可能な限り行動するのが私の旅のスタイルです。高機能なフットウェアとクッション性の高いインソール及び靴下を組み合わせたり、装備全体を軽量化するなどの工夫を行っても、長い道のりを歩く以上は足や膝への負担が避けられません。そこで役に立つのが、荷重を手に分散してくれるストックです。

ストックにはシングルとダブルの2種類あります。トレッキングの世界ではバランスとペースを保ちやすいダブルストックが主流ですが、私は旅の風景をコンデジで撮りながら歩きたいので、片手がフリーになるシングルストックを好みます。登りでは自分と装備の重さを支え、下りではバランスを保つ効果があるストック。1本あるだけでも徒歩旅における足の負担が大幅に軽減され、歩行が楽になります。日帰りのハイキングから険しい縦走登山まで、長距離を歩く際は必ずストックに頼ります。

目次

シングルストック

エバニュー 兼用コルクRT4段(2009~2014年まで使用)

エバニュー 兼用コルクRT4段をハイキングで使用 エバニュー 兼用コルクRT4段をトレッキングで使用エバニュー 兼用コルクRT4段をトレッキングで使用
伸縮式のシングルストック。山歩きから街歩きまで、あらゆる形態の徒歩旅で活躍しました。

グリップはコルク製。T型とI型を兼ねた握りやすい形状です。パイプはアルミ製で伸縮は4段のラチェット式。ボタンを押すだけで容易に長さを変えられます。ツイストロック式と異なり長さの微調整はできませんが、ミリ単位の調整機能は求めないから十分です。登りでは短くしてI型グリップを掴み、下りでは長くしてT型グリップに手を置くのが定番の使い方。平地でも使いやすく、様々な状態の道を進む徒歩旅に最適な仕様と言えます。

グリップに付属するストラップを手首に掛けると荷重分散の効果が高まり、長時間の歩行では明らかに疲れにくいです。パイプ内部にはアンチショック機能(バネ)を備えており、地面を突いたり体重をかけた際の負荷を少しだけ和らげる効果があります。金属製の石突きには小型のバスケットとゴムキャップが付属し、普段は両方装着して使用。積雪期に限ってゴムキャップを外し、別売のスノーバスケットを取り付けました。

ザックを背負って長距離を歩く際に大きな効果を発揮し、グリップも握りやすく気に入っていましたが、トレッキングの最中に岩場に打ち付けてパイプが真っ二つに破断。その場は木の杖で代用し、旅の後でツイストロック式のモンベル 2-Wayグリップ アンチショックに更新しました。

モンベル 2-Wayグリップ アンチショック(2015年から使用)

モンベル 2-Wayグリップ アンチショック モンベル 2-Wayグリップ アンチショックを登山で使用
モンベル 2-Wayグリップ アンチショックをトレッキングで使用 モンベル 2-Wayグリップ アンチショックをトレッキングで使用
伸縮式のシングルストック。エバニュー 兼用コルクRT4段の破損に伴って導入しました。

グリップはエラストマー製。T型とI型が独立した形状で、付属のストラップを手首に掛けると荷重分散の効果が高まります。パイプはアルミ製で3段伸縮のツイストロック式。パイプ本体を緩める/締めると長さを微調整できます。内部にはアンチショック機 能(バネ)を備えており、地面を突いたり体重をかけた際の負荷を少しだけ緩和。金属製の石突きには小型のバスケットとゴムキャップが付属し、普段は両方装着して使用。積雪期に限ってゴムキャップを外し、別売のスノーバスケットを取り付けます。

このストックの欠点はツイストロック式であること。長旅では手に疲労が溜まり、冬は手がかじかんで物を握る力が失われます。ツイストロック式の場合、登りや下りに差し掛かるたびにパイプを握って操作しなければなりません。私はミリ単位の調整機能など求めていないので、ラチェット式のほうが格段に操作しやすいと感じます。破損するまで使うつもりですが、モンベルに乗り換えるよりエバニューのままで良かったと思います。

木の杖

木の杖 木の杖でトレッキング
木の杖
熊野の山中で拾った木の枝。エバニュー 兼用コルクRT4段が破断した際、シングルストックとして使いました。そもそも高機能なアルミ・カーボン製のストックが普及する以前は木製の杖が一般的であり、現在でも巡礼者は金剛杖を使います。材質にもよりますが、体重をかけても簡単には折れず、湾曲した杖なら多少の衝撃吸収効果を得られます。山歩きにおいて、十分な実用性があると言えるでしょう。

私はT型グリップが好きなので、T型に近い形状の枝を選びました。握る部分にビニールテープを巻くと棘が刺さりにくく、グリップ性が向上します。唯一の欠点は伸縮機能が無いこと。ザックに括り付けて鉄道やバスを利用する際、長すぎて邪魔になります。見た目は旅らしいですが、徒歩旅で常用するメリットはありません。モンベル 2-Wayグリップ アンチショックを買った後、4日間の働きに感謝して処分しました。

ダブルストック

VAXPOT トレッキングポール(2010~2016年まで使用)

VAXPOT トレッキングポールを冬山で使用 VAXPOT トレッキングポールとスノーシューを併用
安価なダブルストック。スノーシュー(モンベル スノーポン)との併用を前提に導入しました。

ノーブランド同然の製品ながら実用性は十分。コルク製のI型グリップに幅広でクッション性のあるストラップを備え、握りやすく体重をかけやすいです。パイプはアルミ製で3段伸縮のツイストロック式。長さの微調整が可能ですが、冬は手がかじかんで操作しにくい欠点があります。パイプ内部のアンチショック機能は他メーカーと同様。金属製の石突きには小型のバスケットとゴムキャップが付属します。私は積雪期に使うため、ゴムキャップを外してスノーバスケットを装着しました。

ダブルストックはスノーシューと相性が良く、積雪の多い環境でもペースを保つ効果があります。上述したように私はカメラと併用しやすいシングルストックを好みますが、冬ならストックを雪に刺して片手をフリーにできるため、ダブルストックを有効活用できます。しかし使っているうちに樹脂パーツが劣化して品質に疑問を感じ、シングルストック(モンベル 2-Wayグリップ アンチショック)とスノーシューの組み合わせでも普通に歩けることが判明。出番を失って引退となりました。

ゴムキャップ

ストックにゴムキャップを装着 ゴムキャップで石畳を保護
ストックの石突きに装着する付属のゴムキャップ。路面を保護するために被せます。

積雪期の山歩きではバスケットと併用して高い効果を発揮する石突き。金属製のため攻撃性が高く、無雪期にキャップを外して使うと山道や木道を激しく痛めます。昔の石畳が残る古道や街道でも文化財保護の観点から絶対に使用してはならず、ゴムキャップの装着が推奨されています。こんなことは書くまでもありませんが、石突きを剥き出しで鉄道やバスを利用するのは危険で非常識極まりないです。

それほど大事なゴムキャップでも、徒歩旅では側溝のグレーチングに引っ掛かって紛失しやすいです。予備のキャップを携行しても根本的な対策にはなりませんので、私はビニールテープを巻いて脱落防止を施します。大自然の中に開かれた山道や古道は、先人達が長い歴史の中で築き上げてきた貴重な遺産です。自然と歴史を守りながら旅を楽しむため、積雪期以外は必ずゴムキャップを被せます。

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