東方巡遊記 GEARS

HAKUBA LEDスタジオボックス 40

2022-10-29 改訂

様々な小物を撮影するための機材と実例。アウトドア装備のサイトを作成する際に大活躍しました。

「GEARS」の趣旨をご一読ください
「GEARS」の情報は一旅人の感想に過ぎず、細部のレビューや装備選びのガイドを目的に作成したものではありません。改造や生産中止により現行の製品とは異なっている場合もあります。記載内容を過信して発生したトラブルには一切の責任を負いかねますので、必ずサイトの趣旨を理解した上で記事をお読みください。
サイトに掲載する写真・文章等の著作権は管理人のMarcyが有します。コンテンツを外部に転載したり、二次使用することは形態を問わず固く禁じます。営利目的のサイトに「参考ページ」などと称してリンクを貼る行為も認めません。この表記を無視して転載・盗用などの著作権侵害を行った場合、相応の措置を講じます

目次

HAKUBA LEDスタジオボックス 40

撮影ボックスの概要

HAKUBA LEDスタジオボックス 40 HAKUBA LEDスタジオボックス 40のUSBケーブル
カメラ用品に定評のあるHAKUBAの撮影ボックス。Amazon限定商品です。

2021年に多種多様なアウトドア装備を紹介するサイトを立ち上げるにあたって、真っ先に導入した機材です。サイズは横幅440mm、高さ435mm、奥行き590mm。ベルクロを貼り合わせて組み立てる簡素な作りであり、使わない時は折り畳んで収納できます。高級感はありませんが、撮影ボックスに求められる機能は完璧に満たします。この製品のおかげで撮影が劇的に捗り、「GEARS」の開設に至りました。自信を持ってオススメできます。

HAKUBA LEDスタジオボックス 40の内装 HAKUBA LEDスタジオボックス 40の内部照明
上面に35灯x2列のLEDライトを備え、光束は530ルーメン。全面にアルミ箔が縫い付けられており、反射によって被写体を前や左右からも照らします。電源スイッチや明るさの調整機能は存在せず、上部から出たUSBケーブルを挿すとライトが点灯する仕様。PCの隣に設置して、PCから給電しながら小物撮影の作業を行うのに適します。ライトは明るく、長時間点灯すると熱を持つため注意が必要です。

背景シートの追加

HAKUBA LEDスタジオボックス 40の背景シート Multicam Alpineのナイロン生地を背景シートに使用
背景シートはPVC製で、ホワイト、ブラック、オレンジの3種類が付属。内部にベルクロで留める作りです。単色では面白味に欠けると思い、雰囲気を盛り上げるために冬季迷彩(Multicam Alpine)の軽量ナイロン生地(Patriot Lite)を用意しました。折り畳んでホワイトの背景シートに固定しますが、かなり薄くてベルクロに弱い生地なので、慎重に取り扱います。スペアを含めて2枚買ったところ、撮影ボックス本体より高くつきました。

背景シートを取り付けたHAKUBA LEDスタジオボックス 40 背景シートを取り付けたHAKUBA LEDスタジオボックス 40
背景シートを取り付けてライトを点灯した状態。正面パネルに撮影用の小窓が設けられています。

小物を撮影する例

撮影ボックスとコンデジを使って小物撮影 撮影ボックスとコンデジを使って小物撮影
ヘッドランプ(PETZL TACTIKKA XP)を小窓から撮影。メインカメラの役目を終えたコンデジ(RICOH G800)を使います。この写真では三脚に載せていますが、実際には全て手持ちで撮りました。照明が明るいので手ブレの心配は無用です。ISO100モードに設定し、ヒストグラムの山が右側ギリギリの状態になるよう露出を補正すると、装備の紹介に適した画質と明るさの写真を得られます。

小物撮影はPCの隣で行います。G800にはPCと連動するテザー撮影機能はありませんので、数種類撮ったらPCに入れて一番いい写真を選ぶ方式です。撮影ボックスを導入する前はデスクに広げた地図の上に小物を置き、部屋の電灯を光源にブレ気味の写真を撮る手法でした。それに比べると遥かに安定した環境で撮影できますから、テザー機能を備えないカメラでも作業効率は高いです。

PETZL TACTIKKA XP PETZL TACTIKKA XP
PETZL TACTIKKA XP PETZL TACTIKKA XP
撮影ボックスを用いたTACTIKKA XPの写真。満遍なく照らされて被写体の見栄えが良くなり、装備の細部や付属品など色々な写真を用意できました。Multicam Alpineの生地はタクティカルでアウトドア装備らしい雰囲気を演出し、大成功でした。尚、明るい白色ライトには被写体の色彩を薄くする欠点もあり、実際の色合いとは異なった写真になります。TACTIKKA XPはもっと深みのあるOD色です。

ASAHI PENTAX SP ASAHI PENTAX SP
モンベル U.L.スタッフバッグ モンベル U.L.スタッフバッグ
ボックス内部は十分な広さがあり、当サイトに掲載する装備の大部分が収まりました。白色ライトで被写体の色彩が薄くなるといっても、黒系から赤系まで無難な色合いで写ります。被写体の色によってホワイトバランスが崩れる場合がありますので、その時はカメラ側で補正します。


被写体
1枚目 ESS Crossbow APEL
2枚目 ASAHI PENTAX SP
3枚目 EXPED Vista Organiser
4枚目 モンベル U.L.スタッフバッグ

SILVA No.3と猿田彦神社の道開きの御守り NIfCO GS7
スノーピーク チタン先細箸 SCT-115 SAM XT Tourniquet
装備のディテールが適切に伝わるよう、カメラのズームとマクロ機能を駆使して撮影します。照明の明るさのおかげで、手持ちのズーム撮影でもブレずに安定。これが撮影ボックスの強みです。


被写体
1枚目 SILVA No.3
2枚目 NIfCO GS7
3枚目 スノーピーク チタン先細箸 SCT-115
4枚目 SAM XT Tourniquet

撮影ボックスにセットしたNalgene 16oz Wide Mouth Bottle Nalgene 16oz Wide Mouth Bottle
Nalgene 16oz Wide Mouth Bottle Nalgene 16oz Wide Mouth Bottle
正面パネルの小窓から縦構図で撮影した例。ガス缶付きのバーナーも余裕で収まります。撮影例を紹介するときりがありませんので、各ページに掲載している写真を参照してください。


被写体
1~2枚目 Nalgene 16oz Wide Mouth Bottle
3枚目 イワタニ カセットガス ジュニアバーナー
4枚目 MINOLTA AF ZOOM 28-135mm 1:4(22)-4.5

ライトが被写体に映り込む例

Tengu Brand Beef Steak Jerky Cold Steel Peace Maker II
上面のライトで被写体を照らす構造ですから、ビニールのパッケージ等はライトの光が映り込みます。私は製品を紹介できれば十分と考えており、書籍の表紙以外は反射を気にせず撮影します。


被写体
1枚目 Tengu Brand Beef Steak Jerky
2枚目 Cold Steel Peace Maker II

ブラックのシートを用いる例

TIMEX IRONMAN SHOCK RESISTANT 30LAP 防塵マスク
ELECOM M-XGM10UBBK/EC ぺんてるグラフギア1000 PG105
白地の背景で透明や白系の小物を撮影すると、同化してしまうことが判明。ブラックの背景シートを用いて存在感を出しました。インドア用の機材も黒のほうが引き締まって見えます。ちなみに黒いシートは埃の付着が目立ちやすく、写真に映り込むと見栄えが悪くなります。後で気付くと撮り直さなければなりませんので、しっかり埃を除去してから撮影するのが望ましいです。


被写体
1枚目 NAR Compressed Gauze
2枚目 防塵マスク
3枚目
ELECOM M-XGM10UBBK/EC
4枚目
ぺんてるグラフギア1000 PG1015

模型を撮影する例

アメリカ陸軍 M2A2 陸上自衛隊 74式戦車
陸上自衛隊 軽装甲機動車 航空自衛隊 C-130H
撮影ボックスの代表的な用途は模型の撮影です。ずっと昔に作った1/35スケールのAFVと、1/200スケールの航空機を置いて撮影してみました。74TK以外はイラク派遣仕様ですから、中東らしさを演出するオレンジの背景シートを用いました。この撮影ボックスには、砲身の長い戦車等のAFVが余裕をもって収まります。例外は以下で紹介します。


被写体
スケール
1枚目 アメリカ陸軍 M2A2
1/35
2枚目 陸上自衛隊 74式戦車
1/35
3枚目
陸上自衛隊 軽装甲機動車
1/35
4枚目
航空自衛隊 C-130H
1/200

フィギュアを撮影する例

ねんどろいど 月宮あゆ ねんどろいど 月宮あゆ
ねんどろいど 月宮あゆ ねんどろいど 神尾観鈴
撮影ボックスはフィギュアの撮影にも最適です。こういった用途を想定していたわけではありませんが、『AIR』の影響を受けて買ったねんどろいどの撮影に大活躍しました。表現したい雰囲気に合わせてオレンジとホワイトの背景シートを使い分け、ホワイトバランスを調整すると効果的。3~4枚目は『Kanon』と『AIR』の名シーンの再現です。


被写体
1~3枚目 ねんどろいど 月宮あゆ
4枚目
ねんどろいど 神尾観鈴

書籍・資料を撮影する例

撮影ボックスにセットした東方茨歌仙 東方茨歌仙
伏見稲荷大社 宇治橋
撮影ボックスは上面にも小窓があり、真上からライトで照らされた状態で書籍の表紙を撮影可能。白や黒の背景は合わなかったので、オレンジの背景シートを用いました。撮影できるサイズは縦・横ともにA4が限界です。光沢のある表紙を撮ると、ライトの光が映り込んで見栄えが悪くなるので要注意。反射を抑えたい場合は、後述するように正面パネルを開けて撮影します。


被写体
サイズ
1~2枚目 東方茨歌仙 A5
3枚目 伏見稲荷大社 A4
4枚目 宇治橋 A4

撮影ボックスにセットした新尾道市史 新尾道市史
熊野信仰に関する文献 AIR Blu-ray BOX Newパッケージ版
正面パネルを開放して撮影すれば、光沢のある表紙の反射を抑えられます。大型書籍は自立しませんので、ブックエンドを用いて安定させます。「東方巡遊記」の記事執筆の参考にした文献だけでなく、Blu-ray BOXの紹介にも撮影ボックスを重宝しました。


被写体
1~2枚目 新尾道市史
3枚目 熊野信仰に関する文献
4枚目 AIR Blu-ray BOX Newパッケージ版

被写体が大きすぎる例

撮影ボックスにセットしたBlack Diamond Soloist Gloves Black Diamond Soloist Gloves
Montura Vertigo Leather GTX 陸上自衛隊 90式戦車(マインローラ装備)
被写体が大きい場合は正面パネルを開けて撮影しますが、あまりにもオーバーサイズだと左右のアルミ箔が映り込み、写真としての見栄えは非常に悪くなります。私が紹介したい装備の大部分はこの撮影ボックスに収まるため、一部の装備のために一回り大きいボックスを買う気はありません。撮影ボックスに収まらない大型装備については、後述の背景シートを用います。


被写体
1枚目 Black Diamond Soloist Gloves
3枚目 Montura Vertigo Leather GTX
4枚目 陸上自衛隊 90式戦車(マインローラ装備)

他の撮影環境との比較

撮影ボックスで撮ったPETZL TACTIKKA XP 室内灯で撮ったPETZL TACTIKKA XP
自然光で撮ったPETZL TACTIKKA XP 自然光で撮ったPETZL TACTIKKA XP
TACTIKKA XPを例にした撮影環境の比較。上述したように撮影ボックスの白色ライトは被写体の色彩を薄めてしまう効果があります。室内灯は暗すぎて論外。屋外で撮影すれば自然な色合いの写真を得られますが、そこまでの労力は掛けられません。やはり、PCの隣で効率よく作業できる撮影ボックスが最も優れています。


撮影環境
1枚目 撮影ボックス
2枚目 室内灯
3枚目 自然光
4枚目 自然光

背景シート

A-TACS AT-Xのナイロン生地を背景シートに使用 コンデジと三脚を併用して装備を撮影
撮影ボックスに収まらない大型装備を撮る手段。冬季迷彩(A-TACS AT-X)の丈夫なナイロン生地(CORDURA 500D)を用意して、部屋の中に背景シートとして設置します。室内灯は撮影の照明とするには暗く、手ブレが起きやすいため三脚(SLIK 450G-7)が必須。ヒストグラムを確認して露出を補正します。専用の照明もディフューザーも使わない簡易的な手法ながら、最低限の実用性はあります。

deuter FUTURA 32とStreamlight Sidewinder Military SLIK エアリー M100とMINOLTA α-7700i
モンベル スノーポン PETZL GLACIER
斜め上から照らされて影が生じるものの、装備紹介に耐えうる画質と明るさの写真を得られました。白地の冬季迷彩はアウトドア装備全般に合い、単色の撮影シートを使うよりも格段に雰囲気が良くなります。サイトの作成を企画するとともに撮影ボックスと背景シートを導入し、1ヶ月かけて全ての撮影作業を終えることができました。コンテンツの追加に伴い、その後も度々撮影を行っています。


被写体
1枚目 deuter FUTURA 32Streamlight Sidewinder Military
2枚目 SLIK エアリー M100MINOLTA α-7700i
3枚目 モンベル スノーポン
4枚目 PETZL GLACIER

関連記事

デジタルカメラ:自転車と徒歩の旅を記録する現場用カメラ カメラ用品:カメラに使用するストラップ・カバー・三脚類
PC周辺機器:サイト作成に用いるマウス・ディスプレイ等 ライト:自転車と徒歩の旅で使う信頼性の高いLEDライト

「GEARS」の感想はこちらから
「GEARS」は旅人に向けて本物の情報を提供したいという想いで運営しています。記事の内容が気に入った方も、そうでなかった方も、感想フォームの匿名アンケートにご協力ください。閲覧者の皆様からのフィードバックは大きな励みになり、サイト運営の原動力になります。感想フォームの回答によるご支援をお願いします!有用なサイトを目指す管理人からの切実なお願いです!

ページトップに戻ります。
「GEARS」の一覧に戻ります。