東方巡遊記 GEARS

パッキング用品

2022-01-22 改訂

ザック内部を整理するオーガナイザー類。使いやすさと防水性を両立させるパッキング手段です。

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はじめに

徒歩旅のパッキング
自転車と徒歩の旅に持って行くアウトドア装備は多種多様です。旅の内容に応じて装備を選び、自転車に積載する自転車用バッグ、または自分で背負うザックに収納し、行動中に適宜取り出して使うことになります。野宿セットカメラ用品・日用品などの装備は、使いやすいようにオーガナイザーやスタッフバッグでまとめたり、バッグやザックの取り出しやすい位置に収納するといった工夫が必要。パッキングの改善によって、旅の中の利便性は大幅に向上します。

装備の天敵は水濡れです。長旅では雨天行動が避けられず、雨の中を何日も走ったり歩いたりしなければなりません。シュラフや着替え、地図、カメラのバッテリーは絶対に濡らしてはならず、ゴミ袋やジッパーバッグ等の防水袋を用いて厳重な防水処置を施します。複数の防水手段を組み合わせて、二重三重の防水構造で装備を守るのが防水処置の鉄則。レインカバーを被せない状態で土砂降りに遭っても、個々の装備が濡れない完全防水態勢を実現します。

視認性向上の観点から、ジッパーバッグにはラベルを貼って品目名を明記。装備の収納に用いるポーチのジッパープル、スタッフバッグのドローコードは、例外なく蛍光反射コード 2.5mm、コードエンド(ITW Nexus Zipcord)、コードロック(ITW Nexus GTSP Cordloc)に交換します。ツーリングやバックパッキングでは暗がりで野宿する場面が多く、ジッパープルやドローコードが目立つのは大きなメリットです。装備の使いやすさと防水性を両立させ、快適な旅を楽しむ方針です。

目次

防水パッキング

ゴミ袋 45L

ゴミ袋 45L ゴミ袋 45Lを大型ザックにセット
普通のゴミ袋。ザックと自転車用バッグに用いる防水パッキングのベースレイヤーです。

45Lのゴミ袋は汎用性が高く、パニアバッグ(オーストリッチ P-225)とサイドバッグ(オーストリッチ S-7)、小型ザック(deuter Compact EXP 8)から大型ザック(MILLET GRAND CAPUCIN 75+)まで、各種サイズのバッグに対応するサイズです。安価で入手しやすく、薄いポリエチレン製で軽量性と防水性を兼ね備えるのが最大の利点。テントのポールを突っ込むなどの無理なパッキングをしない限りは破れません。アウトドア用のドライバッグよりも遥かに手軽かつ安上がりで、ザック本来の容量を活かせます。

通常のパッキングでは、装備にアクセスしやすいよう口は開けたままにしておきます。この状態でも一定の防水性が確保されており、背中の汗でザック内の装備が湿ることはありません。ハイドレーションパックと併用したり、雨天行動で防水性を重視する場合は口を括って内部に水が入らない態勢に。ザック自体のレインカバーと併用すれば確実に浸水を防止できます。ツーリング用のパニアバッグにはレインカバーを被せず、ゴミ袋だけで雨に耐えています。

ツーリングを始めた頃からバッグの防水手段としてゴミ袋を使い、その効果は数え切れないほどの雨天走行で実証済み。後にバックパッキングの防水処置にも受け継がれ、ザック内部のベースレイヤーとして欠かせない袋になりました。これだけでは完全な防水処置とは言えないため、個々の装備は後述のジッパーバッグ戦人 衣類圧縮袋EXPED Vista Organiserを用いて厳重にパッキング。複数の防水手段でザック内を守り、雨天行動に備えます。

ジッパーバッグ

ジッパーバッグ各種 小さいジッパーバッグ
ポリエチレン製の収納袋。パッキングにおける防水処置の基本です。

旭化成ホームプロダクツが販売するZiplocの製品が最も有名。ジッパーバッグより「ジップロック」と言ったほうが通じます。上部のジッパーを閉じることで袋が密閉され、完全防水状態になる仕組み。開閉しやすいスライド式ジッパーや密閉度の高いWジッパー仕様の製品があり、Ziplocと同じ機能を持つ各種サイズのジッパーバッグも、スーパーやホームセンターで安価に手に入ります。

ジッパーバッグで小物の防水処置 ジッパーバッグで小物の防水処置
ジッパーバッグの用途は多岐にわたります。ライトの予備電池、ケーブルレリーズ・SDカード・バッテリー等のカメラ用品は水に弱いため防水処置が必須。ニトリル手袋・滅菌ガーゼ・止血帯などの救急用品も衛生的に携行できます。水に濡れても困らない装備もスタッフバッグ代わりのジッパーバッグでコンパクトに携行。小さいジッパーバッグに入れた小物類は、まとめて防水オーガナイザー(EXPED Vista Organiser)に収納します。

ジッパーバッグは透明で中身を把握しやすく、内容物を書き込む欄もあります。ツーリングやバックパッキングでは暗がりでバッグ内の装備を取り出すことが多いため、これだけでは不十分。赤と緑のビニールテープをラベルとして貼り、品目名と有効期限などを明記します。このラベルはよく目立ち、取り出したい装備がひと目で分かります。流石にやりすぎな気もしますが、旅先での利便性を少しでも向上するための工夫です。

旅の着替えをジッパーバッグに収納 モンベル ステラリッジテント 1型をジッパーバッグに収納
着替えを入れたジッパーバッグは適度なクッション性があり、野宿時はピローになります。テント(モンベル ステラリッジテント 1型)一式のうち、インナーテント・レインフライ・グラウンドシート・張り綱はジッパーバッグに収納。スタッフバッグを使うより軽量コンパクトに携行できる上、湿った状態でパッキングしてもザック内の他の装備に影響を与えません。ジッパーバッグは装備を水濡れから守るだけでなく、濡れた装備を袋内に閉じ込める役割もあります。

ベースレイヤーのゴミ袋と同じく薄手の素材ではありますが、突起のある装備を入れたり、無理なパッキングをしない限りは破れません。使い込んで破れたら交換すればいいだけです。アウトドア用の高価な防水スタッフバッグより、ジッパーバッグを使うほうが格段に手軽で安上がり。多用しても全く嵩張らないのが利点です。防水処置とパッキングを突き詰め、ジッパーバッグが最良の手段であると確信しました。このスタイルを変えることはないです。

モンベル O.D.ロールペーパーキットをジッパーバッグに収納 モンベル O.D.トイレキットをジッパーバッグに収納
旅の必需品であるロールペーパー。水に濡らすと1ロール失う羽目になりますから、ジッパーバッグで確実に防水処置を施してザックに収納します。携帯トイレは濡れても問題ありませんが、セットでまとめて携行できる、という利点はあります。使用後はゴミ入れとして使うこともできます。

行動食のドライマンゴーをジッパーバッグで小分け 行動食のドライマンゴーをジッパーバッグで小分け
行動食のドライマンゴーとビーフジャーキーを小分けして携行。これは非常に便利です。食べ終わったインスタント麺やアルファ米のゴミ入れに使うなど、食糧関係のパッキングにも活用します。

文庫本をジッパーバッグで防水処置 2万5千分1地形図をジッパーバッグで防水処置
紙の保護に欠かせないジッパーバッグ。旅の行程表や地図を濡らすと行動不能になりますから、必ずジッパーバッグに入れて雨と汗から守ります。この用途はナビゲーションのページで紹介します。

ジッパーバッグとフィルム ジッパーバッグにフィルムを収納
旅に持って行くフィルムもジッパーバッグに入れ、ザック内に収納します。フィルムケースは密閉性が高く、外箱の状態でも安全に携行できますが、大量のフィルムをまとめて携行するにはジッパーバッグが適します。この用途はカメラ用品のページで紹介します。

戦人 防水処置袋

戦人 防水処置袋とフィルム 戦人 防水処置袋にフィルムを収納
戦人 防水処置袋とフィルム 戦人 防水処置袋とフィルム
ポリエチレン製の収納袋。非透明であること以外は上述のジッパーバッグと同じ。遮光性があってフィルムに影響を与えにくいと思い、行動中に交換するフィルムを収納しています。これも限定された用途のため、フィルム入れとしての使用感はカメラ用品のページで紹介します。

戦人 衣類圧縮袋

戦人 衣類圧縮袋 戦人 衣類圧縮袋で野宿セットを防水処置
大型のジッパーバッグ。クリップで上部のジッパーを閉じ、下部のバルブから空気を抜いて圧縮する仕組みです。衣類圧縮袋とあるように、ジャケット等の嵩張るウェアをコンパクトな状態で携行可能。もちろん完全防水仕様であり、中身を確実に水濡れから守ります。上述の戦人 防水処置袋と同じく、本来は一部の業界向けの製品。戦闘服や外被に適したL型、Tシャツや靴下をまとめるのに適したM型の2サイズあり、背嚢に各種衣類をパッキングする用途に使いました。

私はこの袋を野宿セットの防水処置に転用。M型にシュラフ(モンベル アルパインダウンハガー800 #3)、L型にエアマット(ISUKA コンフィライトマットレス 120)とエアピロー(ISUKA ノンスリップ コージーピロー)をスタッフバッグごと入れ、コンパクトに圧縮してザックに収納します。マットとピローはともかく、快適な睡眠に欠かせないダウンシュラフは絶対に濡らしてはなりません。シュラフの携行と保護に不可欠なパッキング手段です。

L型はシュラフとインナーシュラフ(モンベル アルパインダウンハガー サーマルシーツ)が組み合わせた状態で入る大きさがあり、冬の山歩きでも重宝します。最近は野宿セットの軽量化のためにエアマットをロールマットに、エアピローをジッパーバッグに切り替えており、シュラフ専用の防水袋になっています。尚、同じ機能を持った衣類圧縮袋は普通に市販されており、敢えて戦人製品を選ぶ必要はないと思います。

EXPED Vista Organiser A5(2018年から使用)

EXPED Vista Organiser A5 EXPED Vista Organiser A5の中身
防水仕様の半透明ジッパーポーチ。パッキングの合理化の一環で導入しました。

TPUメッシュラミネートと止水ジッパーによって防水性と耐久性を両立した、ジッパーバッグの上位版と言える製品です。突起のある装備を入れるような無理なパッキングでも破れる心配がなく、防水の小物入れとして非常に優れます。ジッパープルは夜間に目立つ蓄光仕様でしたが、蛍光反射コード 2.5mmとコードエンド(ITW Nexus Zipcord)に交換。ストラップホールが空いたタブとフックを備えており、ランヤードでザックに繋いで脱落防止にできます。

私はA5サイズのオーガナイザーをサバイバルキットとして携行します。旅先や日常生活で起こりうる非常事態を想定して、多種多様な小物装備を厳選。一品目ごとに小さいジッパーバッグに入れた上で収納します。ティッシュペーパーやビニール袋等の日用品を始め、筆記具電池テープ張り綱シグナルミラーホイッスル革手袋携帯トイレなど何でも揃っています。

EXPED Vista Organiser A5 EXPED Vista Organiser A5の内容物
サバイバルキットだけでなくファーストエイドキットにも使用。普段用の救急ポーチには必要ない救急用品を詰め込み、長期間のバックパッキングの際に追加のポーチとして携行します。小分け機能を備えてシステマチックに収納できる非防水のオーガナイザーより、シンプルな防水ポーチのほうが好み。ファーストエイドの用途は救急セットのページで紹介します。

EXPED Vista Organiser A6(2018年から使用)

EXPED Vista Organiser A6 EXPED Vista Organiser A6の中身
EXPED Vista Organiser A6の中身 EXPED Vista Organiser A6をザックに収納
防水仕様の半透明ジッパーポーチ。小物の収納に使います。

EXPED Vista Organiser A5と同じく、パッキングの合理化の一環で導入。A5より一回り小さく、各部の仕様は同等。防水性と耐久性に優れることから、コンデジフィルムカメラのバッテリーとSDカード、ライトの予備電池をまとめて収納します。旅先では雨天でもバッテリーや電池を交換しなければならない場面があり、少しでも中身を濡らさない工夫が必要。一品目ごとに小さいジッパーバッグに入れ、万全の防水態勢で携行します。

A6サイズのオーガナイザーは、ザックの天蓋に入れる小物の収納にも便利です。内容物は携帯電話耳栓・目薬・アミノバイタルキネシオテープなど。天蓋内にバラバラに入れるよりはオーガナイザーに集約するほうが取り出しやすく、紛失しにくいです。防水処置に限らず、小物をまとめてアクセス性を高めるのもオーガナイザーの役割の一つです。

非防水パッキング

スタッフバッグ

ノーブランドのスタッフバッグ
ノーブランドのスタッフバッグ。オレンジ色でよく目立ち、ザック内から取り出しやすいです。多少の撥水性しか備えていないものの、防水仕様のライトレインカバーを入れる用途には適します。かつては小物の収納に多用しましたが、軽量化の一環でパッキング用品をジッパーバッグモンベル U.L.スタッフバッグに切り替え。この手のスタッフバッグは姿を消しつつあります。

モンベル U.L.スタッフバッグ(2019年から使用)

モンベル U.L.スタッフバッグ各種 モンベル U.L.スタッフバッグに収納した状態
軽量なスタッフバッグ。縦走登山における軽量化の一環で導入しました。

0.3~3Lまで各種サイズが用意。装備を無駄なく収納できる丸底の構造です。かなり薄い生地ながら耐久性は申し分なし。防水性には期待できませんので、0.3Lに防水仕様のヘッドランプ、2Lにレインウェア上下を入れて使います。装備の大部分はジッパーバッグ戦人 衣類圧縮袋、防水オーガナイザー(EXPED Vista Organiser)に収納するため、U.L.スタッフバッグの用途は限られています。

モンベル U.L.ペーパーポーチ M(2019年から使用)

モンベル U.L.ペーパーポーチを洗面セットに使用 モンベル U.L.ペーパーポーチを洗面セットに使用
軽量で薄型のポーチ。縦走登山における軽量化の一環で導入しました。耐久性に優れる薄い生地で出来ており、防水性はありません。マグカップ、歯ブラシ、体を拭くためのウェットティッシュを収納し、洗面セットとして携行します。こうやってポーチにまとめると野宿時に使いやすいです。

Solo-Tourist クッションケース 90(2018年から使用)

Solo-Tourist クッションケース 90
Solo-Tourist クッションケース 90にRICOH WG-6を収納 Solo-Tourist クッションケース 90にRICOH WG-6を収納
ネオプレン製のジッパーポーチ。伸縮性とクッション性に優れ、オレンジ色でよく目立つため、衝撃保護が必要な機材のパッキングに適します。私はこのポーチをコンデジ(RICOH WG-6G800)の収納に使用。カメラポーチとしての使用感はカメラ用品のページで紹介します。

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