東方巡遊記 GEARS

グローブ

2022-09-17 改訂

徒歩の旅で着用する手先保護・防寒用の手袋。手を怪我や寒さから守るための保護具です。

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目次

自転車用グローブ

パールイズミ ハーフフィンガーグローブ パールイズミ ハーフフィンガーグローブをツーリングで使用
パールイズミ ウィンターグローブ パールイズミ ウィンターグローブをトレッキングで使用
サイクルグローブとも。自転車用にデザインされ、手の平にパッドを内蔵しているのが特徴です。

自転車に乗る際は常にハンドルまたはレバーを握ります。長距離を走るツーリングでは手の感覚が失われるほど疲労が溜まりますから、少しでも手の負担を軽減できるよう、厚手のパッドを備えたクッション性の高い手袋を選ぶ必要があります。基本的には通気性と操作性に優れるハーフフィンガー(指切り)。冬季は防風・保温性を重視したフルフィンガーを着用します。使い込んでパッドのクッション効果が失われたら買い替え。パールイズミの製品は特にフィット感が高くて気に入っていました。

私は自転車旅の派生で徒歩旅を始め、初期のトレッキングやバックパッキングではツーリングの装備を流用しました。手袋も例外ではなく、トレッキング専用の製品を買う気がなかったことから長い間サイクルグローブを使っていました。ハンドルを握るためのパッドはストックと相性が良く、ウィンターグローブは冬季の山歩きで高い保温効果を発揮しました。防水性はありませんので、雨天時にはオーバーグローブ(ISUKA ウェザーテック ライトオーバーグローブ)が必要です。

後に、仕事用だった丈夫な革手袋を山歩きで使うようになり、全ての徒歩旅で簡素な背抜き手袋が標準装備に。ウィンターグローブもMechanix Original Insulatedに切り替えました。2017年以降は自転車から徒歩の旅に移行しており、サイクルグローブの出番は無くなっています。

作業用グローブ

革手袋

革手袋 革手袋をトレッキングで使用
豚革製の作業用手袋。一部の業界では"皮手"と呼ばれ、作業や演習など様々な場面で着用します。

手の平は豚革、手の甲はメッシュ生地で構成されており、耐久性と通気性を両立。手首部分はゴムまたはベルクロです。フィット感は高くありませんが、安価なのでボロボロになるまで使い込んで気軽に買い換えられるのが長所。作業や演習においては実用的な手袋と言えます。但し、難燃性や耐切創性といった高度な保護性能は備えず、射撃に特化した操作性もありません。野戦やCQBの用途では、タクティカルグローブのほうが遥かに高いアドバンテージを得られます。

野外活動における実用性の高さから、岩場や鎖場、藪漕ぎが多い山歩きにも転用。手を保護する能力は落ちますが、通気性を重視してサイクルグローブのように指先をカットして使うこともありました。現在では山歩きを含む全ての徒歩旅で背抜き手袋またはMechanix Original Insulatedに切り替えており、使い古した皮手はスペア扱いに。丈夫であることに変わりはありませんので、防災用・非常用の保護具としてザック内に収納しています。

背抜き手袋

背抜き手袋 背抜き手袋の指先をカット
ホームセンターで買える作業用手袋。トレッキングやバックパッキングの標準装備です。

手の平側にゴムまたは樹脂がコーティングされ、グリップ性と通気性に優れるのが大きな特徴。手袋自体も伸縮性に優れ、フィット感と操作性の高さを兼ね備えます。様々なメーカーから同様の製品が販売されており、どれも安価で入手が容易。その安さと使い勝手の良さから、あらゆる業界で軍手に替わる作業用手袋として愛用されています。現在使っているものはナイロン・天然ゴム製。保護性能はEN 388準拠で2141と、実用面で最低限の耐久性を備えています。

背抜き手袋の指先をカット 背抜き手袋の指先をカット
背抜き手袋をトレッキングで使用 背抜き手袋をトレッキングで使用
背抜き手袋はアウトドアにも適します。手の甲側がメッシュ生地なので真夏でも蒸れにくく、岩場や鎖場を登る際には手の平側のゴムが優れたグリップ性と保護性能を発揮します。防水性はありませんが、ゴムによって多少の水濡れや泥汚れぐらいは弾く仕様。ゴムで手の汗を遮断し、大切なフィルムカメラが濡れるのを防ぐ役割も持っています。完全に濡れるとなかなか乾きませんので、雨天時にはオーバーグローブ(ISUKA ウェザーテック ライトオーバーグローブ)が必要です。

普段の徒歩旅では操作性と通気性を重視してサイクルグローブのように指先をカットしたものを使用。冬の山歩きや藪漕ぎの際はカットしていないフルフィンガーの状態で使い、冷たい風やマダニから指先を守ります。防寒仕様ではないものの、冬季のテント設営やパッキングを行う場合にも重宝します。私がこの手袋で耐えられる寒さは5℃まで。それより冷え込む環境ではウィンターグローブ(Mechanix Original Insulated)の出番です。

徒歩旅の必需品であるストックとの相性も良好。グリップ性が高いので、素手の状態よりもストックをしっかり握れる上、手が疲れにくい効果があります。特に、ツイストロック式の場合はパイプを握って長さを調整しなければなりませんので、手の平のゴムが大いに役立ちます。アウトドア専用の製品よりも安価で入手しやすく、フィット感・操作性・グリップ性・通気性に優れ、保護性能も申し分なし。私にとって、これが最も実用的な手袋です。

アウトドア用グローブ

Mechanix Original Insulated(2019年から使用)

Mechanix Original Insulated
防寒仕様の手袋。冬季のトレッキングやバックパッキングで使います。

Mechanix Original Insulatedを冬山で使用 Mechanix Original Insulatedを冬山で使用
Mechanix Original Insulatedを雪山で使用 Mechanix Original Insulatedを雪山で使用
作業用及びタクティカルグローブに定評のあるMechanixのウィンターグローブ。手の平はシンセティックレザー、手の甲はソフトシェル、ライニングはフリース生地で構成されており、防風性と保温性に優れます。脱着はサーモプラスチックラバーのベルクロ式。手首部分がしっかり閉まり、隙間風が入りにくい設計です。厚手の生地のため繊細な作業には適しませんが、意外なほど伸縮性があってフィット感は良好。ストックコンデジを扱いやすいです。

欠点は防水仕様でないこと。メーカーでは耐水性のソフトシェルと称していますが、新品の状態で多少の水を弾く程度。雨や雪に曝される環境では、為す術もなく内部まで浸水してしまいます。冬季に手先が濡れたまま行動すると致命的な事態を招きかねませんので、多量の雪に触れる場合はオーバーグローブ(ISUKA ウェザーテック ライトオーバーグローブ)が必要です。

保護性能はEN 388準拠で1111。最低限度の耐久性であり、革手袋背抜き手袋と同じ感覚で酷使すれば簡単に破れると思われます。実際、同じメーカーのM-Pact CR5を機械関係の仕事で使ってすぐに破れた経験があるので、摩耗するような使い方は避けています。冷たい風を遮断するという意味での保護性能は素晴らしく、0℃前後の環境で手を寒さから守る用途には活躍しています。

ISUKA ウェザーテック ライトオーバーグローブ(2013年から使用)

ISUKA ウェザーテック ライトオーバーグローブ ISUKA ウェザーテック ライトオーバーグローブを雪山で使用
防水仕様のオーバーグローブ。手の平はポリウレタン及びナイロン、手の甲は防水透湿素材"ウェザーテック"で構成されています。防水性を備えない手袋の上から着用するレイングローブであり、土砂降りにも耐えられるため雨天行動が避けられない自転車と徒歩の旅で重宝します。その防水性の高さを活かし、冬季の山歩きにも使用。この手袋の使用感はレインウェアのページで紹介します。

Black Diamond Soloist Gloves(2019年から使用)

Black Diamond Soloist Gloves Black Diamond Soloist Gloves
厳冬期用のウィンターグローブ。防水用のシェルと保温用のライナーから構成されています。シェルの手の平は耐久性に優れるゴートレザーパーム、手の甲は防水透湿素材"Pertex Shield"。ライナーは防水透湿素材"BD.Dry"と保温材"PrimaLoft Gold"です。冬山登山用に導入したアックスやクランポン等のスノーギアの一部ですが、まだ性能を体感できるほど使い込んでいません。

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レインウェア:自転車と徒歩の旅で使う雨天行動用の装備 スノーギア:積雪期の山で使うスノーシュー・アックス類

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