東方巡遊記 GEARS

食糧

2022-04-24 公開

自転車と徒歩の旅の簡単質素な主食と行動食。時間をかけずにエネルギーを補給する手段です。

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はじめに

テントを設営して自炊
旅の楽しみの一つとされる食事。各地の名物を食べ歩くのが目的の旅人も多いと思います。不思議なことに私はグルメに全く興味を持たず、旅先での食事は極力コンビニのカップ麺で済ませるスタイルです。歴史探訪を旅の目的とし、一日の行動時間をできる限り増やして一つでも多くの史跡を巡る。そのためには食事にかける時間や量は減らしたほうがいいのです。私の場合、水分と塩分さえ補給できれば昼食抜きでも長時間行動できることが判明しています。

幹線道路を走るツーリングではコンビニが多く、好きなタイミングで食事にありつけます。しかし山間部のツーリングやバックパッキングの場合、コンビニの存在は稀であり、縦走登山に至っては湧き水以外の一切の補給を得られません。事前にコンビニで補給する、あるいは自炊セットで湯を沸かして食事を作る必要があります。自炊にも時間や手間をかけたくないので、手軽に作れるインスタント麺やアルファ米を重宝します。また、火器を使用できない場所ではヒートパックという手段もあります。

縦走登山を含む徒歩旅では、大型ザックを背負って一日中行動するため凄まじいカロリーを消費します。流石に朝食だけでは夕方までエネルギーを維持できず、歩きながら食べられる行動食を用意します。かつては朝昼晩の3食に行動食を追加していたのが、最近では合理主義を突き詰めて朝食+行動食+夕食が基本に。量を減らした代わりに、食事のメニューは厳選しています。

このページで紹介するバリエーション豊かな旅の食事は、グルメに興味がない、限りなく簡素な食事で済ませたい、という極端な考え方に基づくものです。普通の旅人が軽量化・合理化のために実践すると心身ともに著しい苦痛を感じ、エネルギー切れで行動不能になる恐れがあります。こんな食事スタイルは誰も参考にしないと思いますが、くれぐれも真似しないようお願いします。

目次

コンビニ

カップ麺

カップ麺とモンスター カップヌードルとおにぎり
どん兵衛特盛 カップヌードルとモンスター
コンビニで買えるカップ麺。ツーリングとバックパッキングの主食です。

旅の途中でコンビニを見かけたらカップ麺タイム。店内にポットがあるため自炊セットで湯を沸かす必要がなく、休憩を兼ねた食事を10分程度で済ませて速やかに出発できます。カップヌードルビッグどん兵衛特盛などの大盛りサイズと、エナジードリンクの組み合わせが定番。強行軍でエネルギーが切れつつあるときは、おにぎりを追加したり、もっと量の多い麺類・弁当を選びます。

長旅で毎日同じようなカップ麺をローテーションすると流石に飽きますので、新製品やご当地カップ麺を見かけたら優先的に買います。グルメに興味がないのは事実ですが、旅先で色々な種類のカップ麺を食べるのも楽しみの一つ。コンビニ前で旅道具を満載した自転車の傍らに座り込み、温かいカップ麺を食べながら行き先を考える…それが私の旅のスタイルなのです。

麺類・弁当

コンビニのチャーハン コンビニのパスタ コンビニの焼きそば コンビニのパスタ
コンビニ毎に様々な商品が揃っている麺類と弁当。レジでチンしてもらえるため、手軽に温かくボリュームのある食事にありつけます。早朝からノンストップで走るような強行軍を実施すると、夕方には体を動かすエネルギーが切れる寸前。そのような状態では、カップ麺よりも量が多く満腹感を得られるパスタカレーを夕食とします。朝はカップ麺、夜はパスタを選ぶのが定番。これも旅の主食です。

おにぎり

行動食のおにぎり コンビニのおにぎりとパスタ
コンビニのおにぎり。麺類・弁当と同じぐらいバリエーションが豊富です。主食のカップ麺だけでは足りない場合、おにぎりを一つ追加すると適度な量になり、麺+米の組み合わせて食事が充実した感覚を得られます。行動食や翌日の朝食にしたり、コンビニのない山中でインスタント麺を作る際の副食にすることもありますが、日持ちしないのが唯一の欠点。そういった用途にはパンが適します。

パン

行動食のパン 行動食のパン行動食のパン 行動食のパン
コンビニのパン。ボリュームのある惣菜パンや甘い菓子パンなど多種多様な商品があります。おにぎりに比べると日持ちするため、買い溜めして行動食や翌日の朝食として携行しやすいのが長所。特に、コンビニのない山中でインスタント麺アルファ米を作る際の副食に向いています。自炊が面倒なときはパンだけで済ませることも。種類の多さを活かして合理的な食事を実現しています。

行動食

味の素 アミノバイタル GOLD

味の素 アミノバイタル GOLD 味の素 アミノバイタル GOLD
必須アミノ酸を多く含むサプリメント。スポーツ時のパフォーマンスを向上する効果があり、激しい運動を行うアスリートに適します。私は競技とは無縁の旅人ですが、自転車と徒歩の旅を少しでも楽に実施するためアミノバイタル GOLDを選定。通常のツーリングやバックパッキングでは朝食時に、過酷な縦走登山では朝昼晩に水とともに飲みます。ノンストップで行動する旅において、夕方のエネルギー切れを防いだり、翌日に疲れを持ち越しにくい効果を実感。強行軍を支える重要なサプリです。

大塚製薬 カロリーメイト

大塚製薬 カロリーメイト
行動食の定番とされるスナック菓子。豊富な栄養素を含み、1本あたり100kcalと補給食に特化した商品と言えます。しかし口の中が激しくパサパサして貴重な飲料水を多く消費してしまうため、携行できる水の量が限られる山歩きや非常食には適しません。かつては行動食・非常食の定番と思い込んで食べていましたが、旅を続けるうちに食感や味に飽きて携行しなくなりました。現在では、行動食はチョコバードライマンゴービーフジャーキーに、非常食は乾パンに切り替えています。

チョコバー

行動食のチョコバー
コンビニで買えるチョコ菓子。サクサクだったりナッツが入っていたりと、メーカー毎に様々な商品があります。カロリーメイトよりも水分の消費量が少なくて済み、1本あたり約200kcalとエネルギー補給に最適。何といってもチョコの甘さが魅力であり、行動中や小休止の際にチョコバーを齧ると心が落ち着く効果を得られます。非常に優れた食糧ではありますが、暑さに弱いのが大きな欠点。真夏に携行すると必ず溶けてしまいますので、行動食として利用できるのは気温が高くない季節に限られます。

PowerBar Energize

PowerBar Energizeとソーセージ 行動食のPowerBar Energize
スポーツ時の補給食として開発された高カロリーの菓子です。1食あたり219kcalでカロリーメイトx2本分に相当するエネルギー。一般的なチョコバーとは全く異なるネチネチした食感で、いかにも外国の菓子です。フレーバーは数種類あり、どれも濃厚な風味でカロリーメイト並みに水分を消費します。縦走登山の行動食に適すると思って買ってみましたが、このネチネチ感と甘さは私には合いませんでした。チョコバーのほうがいいです。

Cebu Dried Mangoes

Cebu Dried Mangoes 行動食のCebu Dried Mangoes 行動食のCebu Dried Mangoes
フィリピンのセブ島で収穫された高品質なマンゴー。乾燥させた上に砂糖で味付けされており、マンゴーの果実感と甘さが相まって病みつきになる食べ物です。トレッキングや縦走登山の際は、行動食として小型のジッパーバッグに小分けして携行。行動中にショルダーポーチから出して食べる方式です。私は5~6切れで1日分(152kcal)と定めており、1袋(200g)で5日分を用意できます。

甘くて美味しいのはもちろんのこと、適度にジューシーなので水分の消費が少なくて済むのも長所。1切れでも十分な満足感を得られるので、5切れあれば余裕で足ります。チョコバーと異なり高温で溶ける心配は無用ですが、長期保存には適しません。旅の前に必要分を買い、冷蔵庫で保管しています。ビーフジャーキーとの組み合わせが特に効果的であり、最近では主力の行動食になっています。

Tengu Brand Beef Steak Jerky

Tengu Brand Beef Steak Jerky 行動食のTengu Brand Beef Steak Jerky 行動食のTengu Brand Beef Steak Jerkyとebu Dried Mangoes
アメリカ産のビーフジャーキー。乾燥させた牛肉に塩気の濃い味付けが施され、革命的な旨さを誇ります。トレッキングや縦走登山の際は、ドライマンゴーと同じく行動食として小型のジッパーバッグに小分け。行動中にショルダーポーチから出して食べる方式です。1袋(100g)で2日分(1日あたり150kcal)と定めるも、旅の内容に応じて量を減らしたり、小分けせず袋ごと携行する場合もあります。

ビーフジャーキーは行動中のエネルギー補給に適するだけでなく、しっかりした牛肉感のおかげでインスタント麺アルファ米を作る際の副食にもなります。歯に挟まりやすい、水分が必要になる、あまりの美味しさに食べすぎてしまうといった問題点も抱えますが、最近ではドライマンゴーとともに主力の行動食に。乾燥肉は長期保存できるため、大量に買って備蓄しています。

ソーセージ

アルファ米とソーセージ アルファ米とソーセージ
コンビニやスーパーで買えるソーセージ。魚肉や豚肉など様々な種類があり、できるだけボリュームのある商品を選びます。一応はトレッキングの行動食扱いですが、朝食または夕食のインスタント麺アルファ米の副食として食べることが多いです。朝から自炊するのが面倒なときはソーセージ1本で済ませる場合も。小ぶりながらも充実した肉感を得られるため、満足度は高いです。

塩タブレット

塩タブレット ショルダーポーチで塩タブレットを携行
行動中の塩タブレット
コンビニで買える熱中症対策の塩タブレット。真夏の徒歩旅では凄まじい勢いで水分と塩分が失われ、少しでも対策を怠ると熱中症に陥って致命的な事態を招きかねません。炎天下の強行軍では必ずハイドレーションパックを使用し、ショルダーポーチに塩タブレットを常備。行動中に水分と塩分を頻繁に補給します。ブドウ糖やクエン酸の粒が入っているタイプなど色々な商品があり、その時の気分で選んでいます。

火器が必要な食糧

インスタント麺

チキンラーメン ワンタンメン
普通の袋麺。ツーリングやバックパッキングの際に自炊セットを用いて作ります。

自炊セットでインスタント麺を茹でる 自炊セットでインスタント麺を茹でる
夕食のインスタント麺 夕食のインスタント麺
バーナー(イワタニ カセットガス ジュニアバーナー)とクッカー(EPI ATSチタンクッカー TYPE-2S)で湯を沸かし、数分茹でて粉末スープを入れると完成。時間をかけずに温かい食事にありつけます。最初期の旅ではチキンラーメンが主流でしたが、あまりにもシンプルすぎて味気ないと感じ、ワンタンメン等の様々なインスタント麺を組み合わせるようになりました。冬の野宿では味噌ラーメンやカレーラーメンといったスープ重視のラーメンが大きな威力を発揮します。

必要な湯量は1食あたり500ml。自転車と徒歩の旅で携行する飲用・自炊用の水量は2Lであり、水場やコンビニなどの補給が限られる行程では多用できません。水分を節約するため、私は1食あたり400mlと定めています。水を確保しやすいツーリングとバックパッキングでは活躍するインスタント麺ですが、山歩きの主食とするには水の消費量が多すぎ、沢山携行すると嵩張るのが難点です。自炊にも合理性が求められる縦走登山の場合は、水が少量で済むアルファ米を携行します。

LAGER 岳食(販売終了)

LAGER 岳食のわかめうどん LAGER 岳食のわかめうどん
LAGER 岳食の味噌煮込みうどん LAGER 岳食の味噌煮込みうどん
登山用のフリーズドライ食品。インスタント麺と同じく、バーナーとクッカーで湯を沸かして作ります。わかめうどん味噌煮込みうどん等、普通のインスタント麺にはないメニューが魅力であり、麺好きな私には嬉しい商品でした。初期のトレッキングや縦走登山で多用しましたが、いつの間にか販売終了に。代替となる商品が登場しないのが残念でなりません。

尾西食品 アルファ米

尾西食品 アルファ米
炊いたご飯を急速乾燥させたアルファ米。縦走登山における食糧合理化の一環で導入しました。

尾西食品 アルファ米の松茸ごはん 尾西食品 アルファ米のチキンライス
五目ごはん山菜おこわドライカレーなど全12種類の豊富なバリエーション。1食あたり100gと軽量コンパクトであり、大量に携行してもザック内の容量を圧迫しない利点があります。作り方はインスタント麺並みに簡単。バーナーとクッカーで湯を沸かし、袋に注いで15~20分で完成します。樹脂製のスプーンが付属しており、食器を用意する必要がないのも一つの長所です。水でも70分で作れるそうですが、温かい食事のほうがいいに決まっているので敢えて試そうとは思いません。

必要な湯量は種類によって異なり、概ね160ml程度です。縦走登山で携行する飲用・自炊用の水量は2L。湧き水しか補給を得られない行程では、少しでも水の消費量を減らさなければなりません。アルファ米を主食にすれば1食につき160mlの消費で済む上、クッカーの代わりに小型のマグカップ(EPI シングルチタンマグ カバーセット)で足ります。水の節約に加え、食糧そのものと自炊セットの軽量化を実現できるのは大きなメリット。軽い装備が求められる縦走登山には最良の選択肢です。

尾西食品 アルファ米のえびピラフ 尾西食品 アルファ米のえびピラフ
尾西食品 アルファ米のわかめごはん 尾西食品 アルファ米のわかめごはん
手軽に作れるだけでなく、味も優れているのが本製品の強み。1食あたり約360kcalと、主食としてのボリュームも十分です。流石に夕食時はエネルギーが不足しますので、副食にビーフジャーキーソーセージを追加することが多いです。アルファ米、モンベル リゾッタサタケ マジックパスタをローテーションすることで、簡素な食事にバリエーションが生まれ、グルメに興味のない私でも満足感を得られます。最近では、縦走登山に限らず徒歩旅全般でアルファ米を活用しています。

モンベル リゾッタ

モンベル リゾッタのカレーリゾッタ モンベル リゾッタのカレーリゾッタ モンベル リゾッタのコーンリゾッタ モンベル リゾッタのガーリックリゾッタ
炊いたご飯を冷凍・乾燥させたフリーズドライ米。ガーリックカレーコーンなど10種類の商品があります。モンベルがアウトドア用に開発したこともあり、縦走登山で大量に携行してもザック内の容量を圧迫しないスリムなパッケージ。1食あたり85gと尾西食品 アルファ米より軽量コンパクトです。アルファ米に比べると若干ボリュームが少ないものの、朝食には十分な量。足りなければソーセージ等の副食を加えます。水を入れなくても食べられるため、非常食としての機能も持っています。

リゾッタの長所は短時間で作れること。袋に175mlの湯を注いで僅か3分で完成します。縦走登山やトレッキングでは一日の行動時間を稼ぐため、日の出前に起床、朝食を済ませて出発するのが基本。作るのに20分かかるアルファ米より、3分で食べられるリゾッタのほうが朝食として優れています。自炊が面倒なときはソーセージで済ませますが、行動中のエネルギー切れを予防するためにも、しっかり朝飯を食べてから出発するのが望ましいです。

サタケ マジックパスタ

サタケ マジックパスタ サタケ マジックパスタのカルボナーラ
サタケ マジックパスタのペペロンチーノ サタケ マジックパスタのきのこのパスタ
乾燥させたパスタ。カルボナーラペペロンチーノきのこのパスタの3種類あります。作り方は尾西食品 アルファ米モンベル リゾッタと同じ。袋に150mlの湯を注いで僅か3分で完成します。パッケージは若干嵩張り、1食あたりのボリュームは少なめですが、パスタの食感の高さが一番の魅力。素早く食べられるため出発前の朝食に適しており、水と食事時間の消費量を最小限に抑えられます。縦走登山ほど激しくないトレッキングの朝食には、マジックパスタを選ぶことが多いです。

火器が不要な食糧

パック飯

軍用のパック飯 軍用のパック飯
軍用のパック飯 パック飯の組み合わせ
軍隊向けのレトルトパウチ食品。訓練や演習の際に支給される"パック飯"です。基本となる白飯に多種多様な副食が用意されており、それなりに気の利いたメニューだと思いますが、市販のレトルト食品より大味なので私以外の隊員には不評でした。食べる前には湯煎が必要。セットで支給されるヒートパックにパック飯を投入し、20~30分ほど加熱すれば完成。高カロリーで温かい食事にありつけます。

パック飯の組み合わせ
パック飯は重くて嵩張るため大量に携行できず、長旅の主食には成り得ません。火器を使えない環境において、ヒートパックと組み合わせて効果を発揮する食糧です。かつては訓練で余ったパック飯を山歩きに転用しましたが、既に使い果たして市販品に移行。サトウのごはん越後のごはん等の白飯と、レトルトカレーの組み合わせが定番です。尚、パック飯とヒートパックがセットになったホリカフーズ レスキューフーズ 一食ボックスも販売されており、そちらのほうが便利だと思います。

モーリアン ヒートパック

軍用のヒートパック 軍用のヒートパック
モーリアン ヒートパックで加熱 モーリアン ヒートパックで加熱
パック飯を温めるための加熱袋と発熱剤です。加熱袋にパック飯と発熱剤を投入し、少量の水を注ぐと発熱剤が化学反応を起こして急激に熱せられる仕組み。蒸気穴から高温の水蒸気が出るため火傷しないよう注意が必要です。パック飯は20分ほどで温まると記されていますが、低温の環境では発熱剤が反応しにくかったり、十分加熱されない場合もありますので30分待ったほうがいいです。

加熱袋は十分な容量があり、Lサイズなら白飯、レトルトカレー、ソーセージ、缶飲料が余裕で入ります。飲用の水を加熱に使うのは勿体無いので、加熱専用の水を別途携行するか水道水を使います。使用後の発熱剤はしばらく熱を持っているため、元の袋に入れて冷えるまで放置。冬はカイロとして使うこともできます。加熱袋は丈夫なポリエチレン製なので繰り返し使用可能です。

ヒートパックの利点は火を起こさないこと。徒歩旅の野宿場所になる道の駅や休憩所では「火器の使用禁止」と明記されている場合があり、バーナーとクッカーは絶対に使用できません。そのような場所で温かい食事を作りたいときに、ヒートパックとパック飯が大いに役立ちます。自炊セットインスタント麺ほど使用頻度は高くありませんが、火器を使えない環境では必須の装備です。

ホリカフーズ レスキューフーズ 一食ボックス

ホリカフーズ レスキューフーズ 一食ボックスのカレーライス ホリカフーズ レスキューフーズ 一食ボックスの発熱剤
災害時の非常食として開発されたパック飯のセット。カレーライス牛丼シチュー&ライスなどの数種類があります。白飯・副食・発熱袋・発熱剤・発熱溶液・レンゲ・紙ナプキンがセットされており、外箱は断熱用ダンボールで発熱袋を自立させられる作り。1食分に必要な部材が全て揃っており、水が手に入らない環境でも容易に温かい食事を作ることができます。軍隊向けのパック飯ヒートパックに馴染んだ者が見ると、災害現場に配慮した仕様に感動すると思います。

ホリカフーズ レスキューフーズ 一食ボックスのシチューライス ホリカフーズ レスキューフーズ 一食ボックスのシチューライス
作り方はパック飯と同様。発熱袋にパック飯と発熱剤を入れ、付属の発熱溶液を注ぐと発熱剤が化学反応を起こして急激に熱せられる仕組み。袋のチャックを閉じて外箱内に立てたら、30分で温かい食事が完成します。レスキューフーズの発熱剤はヒートパックよりも低温の環境で反応しやすく、発熱溶液が付属するため加熱用の水を用意する必要もありません。味についても市販のレトルト食品と同等で、非常食に限らず旅の食糧としても優れた商品と言えます。1食分が揃った一食ボックスは特に便利です。

レスキューフーズは一食ボックス以外にも、味噌汁が追加された一食パック、3食分がセットされた一日セットなど、用途に応じて色々なパッケージが用意されています。長期保存可能なので防災用に各種セットを備蓄しておいて、徒歩旅の際に必要分を持っていくと合理的です。普通のパック飯と同じく、重くて嵩張るため大量には携行できません。基本はバーナーとクッカーで湯を沸かしてインスタント麺を作り、火を使えない時だけパック飯、という使い分けがベストだと思います。

非常食

乾パン

ブルボンのカンパン
小麦を焼いて乾燥させた乾パン。長期保存可能で非常食に適しており、普段は防災用として備蓄。縦走登山の際は、遭難時の食糧としてジッパーバッグに必要分を入れて携行します。乾パンといえば非常時に仕方なく食べるイメージが強いですが、普通におやつとして食べても美味しいです。登山に持っていった乾パンは湿る前に食べて、備蓄している新品と入れ替える方式。メーカーのこだわりはなく、現在はブルボンの缶入りカンパンを用意しています。

食糧の備蓄

食糧の備蓄 食糧の備蓄
このページで紹介してきた食糧と、自炊に欠かせない水の備蓄。

アルファ米などのフリーズドライ食品は長期保存可能であり、旅の主食だけでなく防災用の備蓄にもなります。大量に買い溜めして部屋の片隅に保管し、縦走登山やバックパッキングの際に必要分だけ引き出して携行。減ってきたら新しい食糧を買って補充する方式です。この写真は自宅を拠点とする場合の備蓄一式。非常時に持ち出すザックには、自炊セットと3日分の水・食糧をパッキングしています。尚、火器が使えない状況を想定し、上述のパック飯とヒートパックを用意しておくのも重要です。

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