2022-04-26 改訂
Kodak ULTRAMAX 400の作例を紹介します。
2021年からMINOLTA α-7700i、ASAHI PENTAX SPで使用している35mmのカラーネガフィルム。ISO400のデイライト用で昼間の風景撮影に適します。他のフィルムに比べて青の発色が強いと聞き、海の風景を印象的に撮影する目的で選定しました。比較的安価であることも長所です。
一番の特徴は、FUJIFILMとは全く異なる鮮やかで淡い発色。クリアフィルターでは極端に青くなる一方、色調補正のフィルターを併用すれば落ち着いた色合いになります。私が求めていた青寄りの写真が得られるだけでなく、旅の風景写真にも適するフィルムと判明したことから、FUJIFILM SUPERIA X-TRA 400を使い切った後の代替フィルムになる予定です。
AFカメラで撮影。広角単焦点レンズ(MINOLTA AF 20mm 1:2.8(22))と無色透明のレンズフィルター(HAKUBA ワイドMC UVフィルター)の組み合わせです。これが色調補正を掛けないフィルム本来の色合い。実際の風景よりも空と海の青色が強調され、鮮やかさと淡さが伴った独特の描写です。
撮影場所 | カメラ | レンズ | フィルタ | 撮影年 | |
1枚目 | 尾道市役所と尾道水道 | α-7700i | 広角単焦点 | UV | 2021 |
2枚目 | 尾道渡船の「にゅう しまなみ」 | α-7700i | 広角単焦点 | UV | 2021 |
3枚目 | 兼吉の丘から眺める尾道水道 | α-7700i | 広角単焦点 | UV | 2021 |
4枚目 | 福本渡船の「第十弐小浦丸」 | α-7700i | 広角単焦点 | UV | 2021 |
冬山と神社の風景。青空の発色は濃いですが、意外と大人しい色合いになりました。他のフィルムより青寄りであることに変わりはありませんので、冬の寒さを演出したい場合にも効果的だと思います。
撮影場所 | カメラ | レンズ | フィルタ | 撮影年 | |
1枚目 | 信濃国諏訪の守屋山 | α-7700i | 広角単焦点 | UV | 2022 |
2枚目 | 守屋山の守屋神社奥宮 | α-7700i | 広角単焦点 | UV | 2022 |
3枚目 | 信濃国の諏訪大社上社本宮 | α-7700i | 広角単焦点 | UV | 2022 |
4枚目 | 信濃国の諏訪大社上社前宮 | α-7700i | 広角単焦点 | UV | 2022 |
MFカメラで撮影。標準単焦点レンズ(Super-Takumar 1:1.4/50)と色調補正のレンズフィルター(Kenko MC SKYLIGHT(1B))の組み合わせです。スカイライトと併用すれば青みが大幅に抑えられ、SUPERIA X-TRA 400を淡くした感じの風景写真に。今後は使用頻度が高くなりそうです。
撮影場所 |
カメラ |
レンズ |
フィルタ |
撮影年 |
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1枚目 | 紀伊国の相賀神社 | PENTAX SP |
標準単焦点 |
スカイライト |
2021 |
2枚目 | 尾鷲港の巡視船「すずか」 | PENTAX SP | 標準単焦点 | スカイライト | 2021 |
3枚目 | JR紀勢線の九鬼駅 | PENTAX SP | 標準単焦点 | スカイライト | 2021 |
4枚目 | 紀伊国の九鬼集落 | PENTAX SP | 標準単焦点 | スカイライト | 2021 |