2022-12-04 改訂
Kodak ColorPlus 200の作例を紹介します。
2022年からASAHI PENTAX SP、MINOLTA α-7700iで使用している35mmのカラーネガフィルム。ISO200のデイライト用で昼間の風景撮影に適します。他のフィルムに比べて安価だったことから、FUJIFILM SUPERIA X-TRA 400、FUJIFILM FUJICOLOR C200を使い切った後の代替フィルムとして選定。安価故に大量消費できるのが何よりの長所です。
青が強いKodak ULTRAMAX 400とは全く異なり、やや黄色寄りで淡い発色。ザラザラ感が少なく柔らかい雰囲気の写真になるのが特徴で、桜の撮影に最適なフィルムと言えます。風景写真を撮影するには大人しすぎる色合いであり、その用途には色調補正のフィルターで青みを抑えたULTRAMAX 400が適任。ColorPlus 200を使用する場面は限られています。
MFカメラで撮影。標準単焦点レンズ(Super-Takumar 1:1.4/50)と色調補正のレンズフィルター(Kenko MC SKYLIGHT(1B))の組み合わせです。スカイライトと併用すれば温かく柔らかい印象になるため、桜のシーズンに絶大な効果を発揮します。4枚目の淡い描写は特に優れています。
撮影場所 | カメラ | レンズ | フィルタ | 撮影年 | |
1枚目 | 尾道の千光寺山 | PENTAX SP | 標準単焦点 | スカイライト | 2022 |
2枚目 | 千光寺山の八福稲荷 | PENTAX SP | 標準単焦点 | スカイライト | 2022 |
3枚目 | 尾道の西國寺 | PENTAX SP | 標準単焦点 | スカイライト | 2022 |
4枚目 | 尾道の西國寺 | PENTAX SP | 標準単焦点 | スカイライト | 2022 |
ISO200の滑らかな質感で、桜の美しさと儚さを演出。このフィルム選定は大成功でした。桜を主題に撮影するなら、非常に優れたフィルムだと思います。
撮影場所 | カメラ | レンズ | フィルタ | 撮影年 | |
1枚目 | 山城国の墨染寺 | PENTAX SP | 標準単焦点 | スカイライト | 2022 |
2枚目 | 山城国の墨染寺 | PENTAX SP | 標準単焦点 | スカイライト | 2022 |
3枚目 | 山城国の墨染寺 | PENTAX SP | 標準単焦点 | スカイライト | 2022 |
4枚目 | 山城国の墨染寺 | PENTAX SP | 標準単焦点 | スカイライト | 2022 |
桜を被写体としない場合。フィルムらしさは十分ありますが、これといった特徴のない控えめな描写。印象的な風景写真を撮るには物足りない感じです。
撮影場所 |
カメラ |
レンズ |
フィルタ |
撮影年 |
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1枚目 | 尾道の土堂小学校 | PENTAX SP |
標準単焦点 |
スカイライト |
2022 |
2枚目 | 尾道の千光寺 | PENTAX SP | 標準単焦点 | スカイライト | 2022 |
3枚目 | 尾道の艮神社 | PENTAX SP | 標準単焦点 | スカイライト | 2022 |
4枚目 | 尾道渡船の「にゅう しまなみ」 | PENTAX SP | 標準単焦点 | スカイライト | 2022 |
AFカメラで撮影。広角単焦点レンズ(MINOLTA AF 20mm 1:2.8(22))と無色透明のレンズフィルター(HAKUBA ワイドMC UVフィルター)の組み合わせです。色調補正を掛けないフィルム本来の色合いですが、スカイライト併用の場合と大きく変わりません。桜の描写は素晴らしいです。
撮影場所 |
カメラ |
レンズ |
フィルタ |
撮影年 |
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1枚目 | 向島の兼吉の丘 | α-7700i | 広角単焦点 | UV |
2022 |
2枚目 | 向島の厳島神社 | α-7700i | 広角単焦点 | UV | 2022 |
実際の風景よりも黄色寄り。AFカメラで気軽に消費できるという点では気に入っています。
撮影場所 |
カメラ |
レンズ |
フィルタ |
撮影年 |
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1枚目 | 尾道の蘇和稲荷神社 | α-7700i | 広角単焦点 | UV | 2022 |
2枚目 | 向島の亀森八幡宮 | α-7700i | 広角単焦点 | UV | 2022 |
3枚目 | 尾道渡船の「にゅう しまなみ」 | α-7700i | 広角単焦点 | UV | 2022 |
4枚目 | 駅前渡船の「むかいしま-II」 | α-7700i | 広角単焦点 | UV | 2022 |