東方巡遊記 GEARS

野宿セット

2022-09-17 改訂

自転車と徒歩の旅で使うテント・シュラフ類。旅中の快適な睡眠に欠かせない装備です。

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はじめに

道の駅で野宿
長期間の旅を続ける上で最も大切なことは、毎日の十分な睡眠。高級なホテルや旅館に泊まったり、アウトドア的なキャンプを楽しむわけではなく、野宿によって一夜を明かすのが基本です。一日の疲れをしっかり和らげて、翌日に痛みや疲労感を持ち越さず行動できるのが理想的。できる限り静かで快適な野宿場所を見つけ、横になって体と足を伸ばして寝たいものです。睡眠の妨げとなる騒音は耳栓で遮断し、最高の野宿セットを用意して睡眠の質を追求する。それが旅を楽しむ秘訣です。

一口に野宿と言っても、旅の形態によって寝場所は大きく変わります。キャンプツーリングとバックパッキングでは、営業時間終了後の道の駅または無人駅でひっそり野宿。トレッキングと縦走登山では避難小屋やキャンプ適地を利用します。公言できない場所で寝る場合も多々ありますが、所有者や他の利用者の迷惑にならないことが鉄則。もちろん推奨される行為ではなく、治安的に危険な地域もあります。野宿禁止と明記されている場所では絶対に実施してはなりません。

野宿の基本装備はテント・シート・マット・ピロー・シュラフです。ツーリングでは装備を自転車用バッグに入れて自転車に積載するため、重さを気にせず大柄なテントやシュラフを選ぶことができます。一方、バックパッキングでは全ての装備をザックに詰め、自分で背負い、長い道のりを歩かなければなりません。登山を目的としない旅であっても、縦走登山に適した軽量コンパクトな装備が求められます。ザックの重量と設営の手間を削減するため、テントを携行しない旅も多いです。

自転車と徒歩、野宿とキャンプ。同じように見えても実情は全くの別物です。一種類の野宿セットを全ての旅に使い回すと、野宿時に不便だったり、逆に疲労度が増してしまいます。ツーリングや登山に最適な装備を選び、旅の内容に応じて使い分けるのが基本の考え方。快適な睡眠に欠かせない旅道具ですから、防水性や保温性を保つため定期的な整備も必要です。尚、このページは野宿旅の観点から執筆しています。登山やキャンプとはかけ離れた内容であることに留意ください。

目次

テント

北海道でキャンプ
野宿の際のマイホーム。テント本体(インナーテント)、テントを自立させるポール、風雨を遮断するフライシート、地面に固定するペグ、張り綱から構成されます。ある程度の風雨に耐えられる防水性と防風性、最低限の居住性を備えるのは当然として、設営と撤収を容易に行えるテントを選びます。直接地面に設置するとインナーテントの底が濡れたり、破れてしまう恐れがあるので、別売のグラウンドシートが必要です。

野宿旅ではテント内外にグローブやシャツ等のウェアを干すための物干しロープハンガーがあると便利。ペグは撤収時に抜きやすいよう張り綱を結んだり、蛍光テープを巻きます。フライシートは温度差で結露あるいは霜が張りますので、吸水性の高いタオル(PackTowl Original S)で水分を除去。使い込んでフライシートの撥水性が失われたら、防水剤(NIKWAX Tent & Gear SolarProof)を塗布して防水性を保ちます。

インナーテントとフライシートの組み合わせを基本とするも、軒下で野宿する際はインナーテントだけで蚊帳として使います。冬季の野宿は虫に悩まされることがなく、保温性に優れるシュラフで十分寝られますから、テントは不要です。一日の行動を終えてからテントを設営するのが面倒に感じたり、装備重量を少しでも軽くしたいという考えもあり、テントを携行しない野宿旅が増えつつあります。

モンベル クロノスドーム 2型(2008年から使用)

モンベル クロノスドーム 2型 モンベル クロノスドーム 2型
モンベル クロノスドーム 2型 モンベル クロノスドーム 2型
3シーズン対応の2人用ドーム型テント。キャンプ場を利用するツーリングで使います。

インナーテント・ポール・フライシート・ペグ・張り綱のセットで構成。設営が容易で居住性に優れるテントです。X型のポールを組み立て、インナーテントに引っ掛けると自立。フライシートを被せてペグを打ち込むと完成します。日が暮れてからヘッドランプで照らして組めるほど設営作業が簡単で、野宿というよりキャンプ主体のツーリングに適していると思います。

2人用を選んだこともあり、テント内は座ってくつろげる抜群の居住性を誇ります。入口が広くて出入りしやすく、自転車から下ろしたバッグや荷物を入れる余裕があります。インナーテントの入口と反対側の全面にメッシュ生地のベンチレーターを備え、真夏でも蒸れにくい通気性を確保。テント自体の広さと相まって快適に寝られます。フライシートの両面が結露するのは避けられませんが、テント内まで濡れることはないです。

インナーテントのグラウンドシートにはMPI All Weather Blanketを使用。付属のアルミ製丸ペグは簡単に曲がってしまい、一部は丈夫なsnow peak ジュラVペグに交換しました。ツーリングの際は強風下のテント泊を避けるため、張り綱を使ったことは一度もありません。そのような状況では無理にキャンプ場を利用せず、風雨を凌げる適当な軒下を探して野宿する方針です。

モンベル クロノスドーム 2型の一式
旅用のテントとしては大柄なクロノスドーム。パニアバッグ(オーストリッチ P-225)に入れて自転車に積載すれば重さは気にならず、北海道から本州まで快適なテント生活を提供してくれました。流石に2人用のテントをトレッキングや縦走登山で使うには重すぎ、ザックを背負う徒歩旅ではモンベル ステラリッジテント 1型を使います。私の認識では、クロノスドームはツーリング専用です。

クロノスドームは初めて買ったテントであり、ツーリングからトレッキングまで数々の旅に使いました。後にモンベル ムーンライトテント 1型を導入し、野宿主体のツーリングはムーンライトテントに交替。徒歩旅ではステラリッジテントを使うようになりました。2017年以降は自転車から徒歩の旅に移行しており、クロノスドームの出番は無くなっています。

モンベル ムーンライトテント 1型(2013年から使用)

モンベル ムーンライトテント 1型 モンベル ムーンライトテント 1型
3シーズン対応の1人用吊り下げ式テント。野宿主体のツーリングで使います。

モンベル ムーンライトテント 1型の設営 モンベル ムーンライトテント 1型の設営
モンベル ムーンライトテント 1型の設営 モンベル ムーンライトテント 1型の設営
インナーテント・フレーム・フライシート・ペグのセットで構成。月明かりの下で設営できるのが売りの製品です。特徴的な形状のフレームを組んで自立。インナーテントを引っ掛けてフライシートを被せ、ペグを打ち込むと完成します。この特徴的な吊り下げ式の構造により、モンベル クロノスドーム 2型より素早い設営と撤収が可能。日が暮れてから野宿場所を見つけ、バッグから取り出して速やかに設営→就寝の流れを実現できます。

モンベル ムーンライトテント 1型の内部 モンベル ムーンライトテント 1型の内部
ムーンライトテントは寝るためだけのテントです。縦長で奥に行くほど低い構造。クロノスドームに比べると出入りしにくく、ザックのような大きい荷物を入れる余裕はありません。全体的に窮屈で、体を伸ばして寝るには最低限のサイズです。インナーテントの入口と足元の全面にはメッシュ生地のベンチレーターを備え、真夏でも寝られるぐらいの通気性はあります。狭さの影響でインナーテントの端が結露しますので、荷物やシュラフを濡らさないための対策が必要です。

インナーテントのグラウンドシートにはMPI All Weather Blanketを使います。付属のアルミ製丸ペグの強度は普通。一部はクロノスドーム用に買ったsnow peak ジュラVペグに交換しました。張り綱は付属しませんが、ツーリングの際は強風下のテント泊を避けるから問題ありません。但し、インナーテントを吊り下げるだけでは側面がたるみ、テント内が狭くなります。インナーテントの中央にはショックコード 3mmを括り付け、外側に引っ張って居住性を確保します。

モンベル ムーンライトテント 1型の一式 モンベル ムーンライトテント 1型
モンベル ムーンライトテント 1型 モンベル ムーンライトテント 1型
ツーリングとトレッキングを兼用する小型テントを求めて導入したムーンライトテント。実際に使ってみると最低限の居住性しかない上、軽量コンパクトとは程遠いテントであることが発覚しました。従来の2人用クロノスドームより少し軽く、収納袋に入れると一回り小さい程度。特徴的なフレームのおかげで、パッキングする際はクロノスドームより嵩張ります。ちなみに1人用のクロノスドームより僅かに重いです。

縦長の構造のため、設営した状態では場所を取らないのがムーンライトテントの長所。快適性はともかく、風雨と虫を凌ぐ機能は持っていますから、シーズンを問わず野宿主体のツーリングで使うには良いテントだと思います。トレッキングや縦走登山で使うには重くて嵩張りすぎ。ザック内の容量を圧迫して、他の装備を詰め込みにくくなります。このテントを担いで山を登ることに限界を感じ、モンベル ステラリッジテント 1型の導入に至りました。

モンベル ムーンライトテント 1型
縦走登山用に買ったステラリッジテントは軽量コンパクトな反面、熱気がこもって暑すぎました。真夏の野宿には通気性に優れるムーンライトテントが適任と分かり、フレームとインナーテントだけで蚊帳として使う旅が多くなりました。フライシートを携行しなければ比較的コンパクトになり、ザックに収納しても気にならない重量感です。最近は夏のバックパッキングで活用しています。

モンベル ステラリッジテント 1型 + レインフライ(2017年から使用)

モンベル ステラリッジテント 1型 + レインフライ モンベル ステラリッジテント 1型 + レインフライ
モンベル ステラリッジテント 1型 モンベル ステラリッジテント 1型 + レインフライ
オールシーズン対応の1人用ドーム型山岳用テント。縦走登山における軽量化の一環で導入しました。

モンベル ステラリッジテント 1型の設営 モンベル ステラリッジテント 1型の設営
インナーテント・ポール・ペグ・張り綱で構成。フライシートとして別売のレインフライを買う必要があります。設営するには2本のポールをインナーテントのスリーブに通して自立させ、別売のモンベル グラウンドシート ドーム1型の上に乗せてフライシートを被せます。フライシートの通し穴からインナーテントに張り綱を取り付けて、Vペグを打ち込むと完成です。モンベル クロノスドーム 2型モンベル ムーンライトテント 1型と比べると設営の手間はかかります。

モンベル ステラリッジテント 1型の内部 モンベル ステラリッジテント 1型の内部
縦長で中央が高く、座ってくつろげるほどの居住性。ムーンライトテントより広々としており、テントの中にいる窮屈さを感じません。大きい荷物を入れる余裕はありませんが、大型ザック(MILLET GRAND CAPUCIN 75+)を無理やり入れ足元に押し込み、ロールマットとシュラフを広げて足を伸ばします。インナーテントの端は結露しますので、荷物やシュラフを濡らさないための対策が必要です。後述する通気性の悪ささえ無ければ、優れた居住性と言えます。

インナーテントのジッパープルにはコードが結び付けられていない箇所があります。操作性向上のため、付属の張り綱と同じモンベル リフレクティブ張り綱 2mmを買って取り付けました。最初から全てのジッパープルに結び付けてほしいです。タオル靴下を吊るす物干しロープとして、両端にフック(NIfCO GS7)を結んだ蛍光反射コード 2.5mmを用意。テント内外のループに掛けて使います。このテントを導入した頃から装備の合理化を進め、細部の使い勝手を重視するようになりました。

Nite Ize S-Biner Stainless #2をステラリッジの張り綱に使用 Nite Ize S-Biner Stainless #2をステラリッジの張り綱に使用
トレッキングや縦走登山では張り綱による補強が必須です。設営のたびに張り綱をインナーテントに結ぶのは面倒ですから、長さを調整した上で端末に小型のカラビナ(Nite Ize S-Biner Stainless #2)を結び付けました。ステンレス製のため耐候性に優れますが、耐荷重は4.5kgしかありません。非常に貧弱なので、強風が予想される環境では使わないほうがいいです。この手法を真似てテントが飛ばされても、責任は負いかねます。

モンベル ステラリッジテント 1型の一式 モンベル ステラリッジテント 1型
クロノスドーム・ムーンライト・ステラリッジの比較
クロノスドーム・ムーンライト・ステラリッジのポール
ステラリッジテントの最大の強みは、軽量コンパクトであること。フライシートとグラウンドシートの一式を合わせてもムーンライトテントより軽く、縦走登山の際にその軽さを実感します。付属の収納袋に入れると嵩張りますから、インナーテント・レインフライ・グラウンドシート・張り綱はジッパーバッグに収納。無駄を省いてパッキングすることで、ザックが軽くなって機動性が向上します。

モンベル ステラリッジテント 1型でツーリング モンベル ステラリッジテント 1型でツーリング
テントと同様に軽量コンパクトなシュラフ(モンベル アルパインダウンハガー800 #3)を選び、ロールマット(Therm-a-Rest RidgeRest SOLite S)を外付けすれば、中型ザック(deuter FUTURA 32)にパッキングすることが可能。大型ザックを背負う縦走登山に留まらず、短期間・軽装備のキャンプツーリングに対応します。これがステラリッジテントの効果です。

不満点として挙げられるのは通気性の悪さ。ベンチレーターとして機能するのはインナーテントの入口の上半分と側面の小窓のみ。冷え込む時期の野宿なら問題ありませんが、夏の蒸し暑い環境ではテント内に熱気がこもり、寝られないどころか中にいることすら困難になる有様。フライシートを被せずインナーテントだけで使えば多少は軽減されるものの、この暑さは致命的な欠点です。

軽さと居住性を兼ね備えた点は素晴らしく、縦走登山だけでなくツーリングやバックパッキングに適したテントであることに間違いはありません。しかし真夏の本州における野宿旅では暑すぎて使用不可能であり、その場合は通気性に優れるムーンライトテントが適任です。クロノスドーム、ムーンライト、ステラリッジ…一つのテントを使い回すのではなく、用途に応じて使い分けるのがベストです。

グラウンドシート

MPI All Weather Blanket(2008年から使用)

MPI All Weather Blanket MPI All Weather Blanket
グラウンドシートに適した全天候型ブランケット。プラスチックフィルム・アルミニウム・メッシュ生地・プラスチックフィルムの4層構造で、優れた断熱性・防風性・防水性・耐久性を誇ります。汎用性が高く、エマージェンシーブランケットやタープとしても使用可能。アウトドアでは定番の製品です。

MPI All Weather Blanket MPI All Weather Blanketとムーンライト
MPI All Weather Blanketとムーンライト MPI All Weather Blanketとムーンライト
モンベル クロノスドーム 2型のグラウンドシートに最適なサイズ感。モンベル ムーンライトテント 1型にも余裕をもって対応します。四隅にハトメを備え、風で飛ばされないようにペグで固定できるのが便利。冷たい地面に敷いてもテント内が冷えにくく、朝露でインナーテントの底が濡れることもありません。速乾性や撥水性は備えていないので、長旅では底面が濡れた重い状態で携行します。

MPI All Weather Blanketを野宿に使用 MPI All Weather Blanketを野宿に使用
テントを設営しない野宿の場合は半折にして、シュラフマットの保護シートに使用。汚れ防止の役割に加え、冷たいコンクリートやベンチによって体温が奪われるのを防ぐ効果があります。折り合わせた箇所は風でめくれやすいので、ハトメを用いて張り綱で括っておきます。地面側はかなり汚くなりますから、表裏を間違えないように"オモテ"と書き込みます。

MPI All Weather Blanketをシュラフカバーに使用
冬季の野宿ではシュラフカバー代わりに使いました。風雪を遮断して保温効果に優れる反面、通気性は皆無のため容易に結露します。こういった用途はモンベル ブリーズドライテック ULスリーピングバッグカバーに切り替えましたが、同じぐらい結露するため役に立ちませんでした。エマージェンシーブランケットとしても嵩張るため、より軽量なハイマウント サバイバルシート G/Sを用意しています。

グラウンドシートとして見れば優れた製品であり、テント泊から野宿まであらゆる旅で活用しました。摩耗してオレンジの裏地が見えても気にせず使いましたが、流石に10年も酷使する断熱性と防水性は落ちます。同等の製品であるGrabber All Weather Blanketに交替し、引退となりました。

Grabber All Weather Blanket(2018年から使用)

Grabber All Weather Blanket Grabber All Weather Blanket
グラウンドシートに適した全天候型ブランケット。プラスチックフィルム・アルミニウム・メッシュ生地・プラスチックフィルムの4層構造で、優れた断熱性、防風性、防水性、耐久性を誇ります。パッケージが異なるだけで、これまで愛用していたMPI All Weather Blanketと全く同じ製品。最近はモンベル グラウンドシート ドーム1型の出番が増え、使用頻度は下がりつつあります。

モンベル グラウンドシート ドーム1型(2017年から使用)

モンベル グラウンドシート ドーム1型 モンベル グラウンドシート ドーム1型とステラリッジモンベル グラウンドシート ドーム1型とステラリッジ
モンベル ステラリッジテント 1型に対応するグラウンドシートです。インナーテントにポールを通して自立させた状態で、四隅のハトメにポールを挿して組み合わせる仕様。テントとともにペグを打ち込むと完成します。専用の設計だけあってインナーテントの底にジャストフィット。ステラリッジテントにこれ以外の選択肢は無いと思います。

モンベル グラウンドシート ドーム1型 モンベル グラウンドシート ドーム1型とオールウェザーブランケットの比較
軽量コンパクトなステラリッジテントと併用するため、重量はMPI All Weather Blanketの半分。ジッパーバッグに収納すると1/3ぐらいコンパクトになります。かなり薄い生地ながら、テント泊に使える耐久性は確保されており、防水性も問題ありません。断熱性は一切備えず、地面の冷気は遮断できません。断熱性の高いマットと併用する必要があります。

All Weather Blanketほどの汎用性はありませんが、ステラリッジテントと組み合わせて使うにはベストな手段。縦走登山やバックパッキングで装備が軽くなるのは嬉しいです。断熱性を求めない冬季以外の野宿においても、シュラフマットの保護シートとして使う機会が増えています。

マット

中型ザックにロールマットを装着
シュラフの下に敷くマット。空気を入れて膨らませるエアマットと、空気式でないクローズドセルのマットがあります。グラウンドシートの断熱性には限界があり、地面の凹凸を緩和することもできません。固く冷たいコンクリートやベンチの上で野宿する用途にはマットが不可欠。マットによって体への負担が大きく軽減され、快適な睡眠を得られます。仮にグラウンドシートやシュラフが無くても、マットだけは必要です。軽量コンパクト性とともに、断熱性とクッション性に優れる製品を選びます。

自転車旅を始めるにあたって、全ての野宿セットをパニアバッグに収納するという考えからエアマットを選びました。エアマットは比較的コンパクトであり、ザックを背負うバックパッキングにも適し たサイズです。しかしエアマットは決して軽量とは言えず、後述する劣化の欠点を抱えます。縦走登山のために仕方なくクローズドセルのロールマットを買ったと ころ、その軽さと汎用性が気に入り、今ではロールマットが主流になりました。

ISUKA ウルトラライトマットレス 120(2008~2014年まで使用)

ISUKA ウルトラライトマットレス 120
コンパクトなエアマット。ツーリングやトレッキングで使いました。

全長は120cm、芯材の厚みは2cm。他の野宿セットとともにパニアバッグに収納するため、最も薄くてコンパクトなモデルを選びました。腰までカバーする最低限の長さであり、横になって足を伸ばすと踵は地面の固さを感じます。断熱性は悪くありませんが、クッション性は微々たるもの。体を休めるには明らかに薄すぎ、辛うじて寝ら れる程度です。快適な睡眠には性能不足であると早々に気付きました。

裏面は十分な耐久性があり、普通のテント泊や野宿で破れる心配は無用。スタッフバッグに入れた状態ではコンパクトになり、パニアバッグとザックに収納しやすいのが何よりの利点です。外付けしなければならないロールマットより、断然スマートなパッキングが可能でした。但し、スタッフバッグはタイトな作りのため、撤収時にマットの空気を抜きながら丸めて収納するのは煩わしいです。

エアマットの最大の弱点は材質の劣化です。使用開始から6年経ち、ツーリングの最中にマット全体からエア漏れが発生。付属のリペアキット(パッチ・接着剤)で補修しても漏れは収まらず、使用不能になりました。メーカーに送ったところ、原因はウレタンの経年劣化で修理は不可能と判明。真夏の旅では汗で湿ったまま携行することが多かったのも、劣化を早める一因でした。

汗濡れに弱く、使用環境と保管環境によっては劣化しやすいエアマット。ウルトラライトマットレスより厚手のISUKA コンフィライトマットレス 120に買い換えるも、真夏の野宿で使い続けるのは無理があると感じ、最終的にはロールマットに切り替えました。

ISUKA コンフィライトマットレス 120(2014年から使用)

ISUKA コンフィライトマットレス 120
ISUKA ウルトラライトマットレス 120の後継として買ったエアマット。ツーリングやトレッキングで使います。

全長は120cm、芯材の厚みは3.2cm。従来のウルトラライトマットレスより厚手になり、断熱性とクッション性が向上。旅の疲れを和らげる十分な柔らかさを備え、冬季の野宿では地面の冷気を感じにくいです。エアマットとしての使い勝手は変わらないものの、全体的に改良されて意外にもウルトラライトより軽量。底面にはノンスリップ加工なる滑り止めが施されています。快適な睡眠を求めるなら、これが必要最低限の性能です。

ISUKA コンフィライトマットレス 120のパッキング ISUKA コンフィライトマットレス 120のパッキング
当然ながら、厚くなった分だけコンパクト性は損なわれます。汗濡れに弱いという根本的な問題も解決されていないでしょう。パッキングする際はエアピロー(ISUKA ノンスリップ コージーピロー)とセットで戦人 衣類圧縮袋のL型に収納して、防水処置とします。2017年にロールマット(Therm-a-Rest RidgeRest SOLite S)を導入すると、大部分の旅でロールマットが主流に。エアマットの出番は冬に限られます。

Therm-a-Rest RidgeRest SOLite S(2017年から使用)

Therm-a-Rest RidgeRest SOLite S Therm-a-Rest RidgeRest SOLite Sとエアマットの比較
クローズドセルのロールマット。縦走登山における装備軽量化の必要性に迫られて導入しました。

全長は122cm、芯材の厚みは1.5cm。材質はアルミ蒸着加工されたポリエチレンです。マットの全面に設けられた凹凸により、断熱性とクッション性はエアマット(ISUKA コンフィライトマットレス 120)に匹敵。空気を入れない構造ですから、汗による劣化やエア漏れは起こりません。エアマットとは比べ物にならないほど耐久性が高く、アウトドアでラフに扱える優れた製品です。

ロールマットを買った理由は軽量化の一言に尽きます。エアマットはパニアバッグとザックに収納できるほどコンパクトですが、決して軽量な製品ではありませんでした。中型~大型ザックを背負う縦走登山では少しでも軽い装備が求められますから、コンパクト性を捨てて軽量性を重視したロールマットを選んだ次第です。かなり嵩張る反面、重量はエアマットの6割です。

Therm-a-Rest RidgeRest SOLite Sを中型ザックに装着 Therm-a-Rest RidgeRest SOLite Sを中型ザックに装着Therm-a-Rest RidgeRest SOLite Sを中型ザックに装着 Therm-a-Rest RidgeRest SOLite Sの脱落防止
中型ザック(MILLET LD ODYSSEE 45deuter FUTURA 32)で携行する場合は外付けします。当初はエラスティックストラップで直接縛り付けましたが、マットを剥き出しで携行するとボロボロになります。マット保護のため別売のTherm-a-Rest RidgeRest Stuff Sackに収納し、蛍光反射アームバンドとカラビナ(Nite Ize S-Biner Plastic #4)を用いて取り付けます。

ロールマットは木々に引っ掛かりやすく、行動中にバンドやストラップから抜けて脱落しやすいです。マットを失くすと野宿の快適性が大きく損なわれますから、必ずスタッフバッグのドローコードをザック側のカラビナに掛け、脱落防止とします。外付けした状態ではザックが2倍ぐらい大きくなるので、付属のレインカバーを被せられません。大型のレインカバーを用意する必要があります。

Therm-a-Rest RidgeRest SOLite Sをツーリングに使用 Therm-a-Rest RidgeRest SOLite Sをツーリングに使用
ロールマットを中型ザックに外付けするメリットは大きく、軽量コンパクトなテント(モンベル ステラリッジテント 1型)、シュラフ(モンベル アルパインダウンハガー800 #3)と併用すれば短期間のキャンプツーリングに使えます。最近はテントを携行しない軽装備の野宿旅が増えており、32Lのザックとロールマットの組み合わせは定番になりつつあります。自転車でも徒歩でも軽さを求めます。

Therm-a-Rest RidgeRest SOLite Sを大型ザックに収納 Therm-a-Rest RidgeRest SOLite Sを大型ザックに収納
大型ザック(MILLET GRAND CAPUCIN 75+)の場合はロールマットの輪を広げて収納します。ザック内の容量は多少圧迫されますが、上述した軽量コンパクトな装備と併用すればマットの空洞に余裕をもってパッキング可能です。外付け・ザック内収納を問わず、丸めた状態で携行するため必然的に巻きぐせがつきます。寝る際には自分の体重で平たくなりますから、実用上の問題はありません。

Therm-a-Rest RidgeRest SOLite Sを野宿に使用 Therm-a-Rest RidgeRest SOLite Sを野宿に使用
旅を始めた頃はエアマットのほうが高性能と思い、ロールマットは登山の軽量化のために仕方なく買った装備でした。実際に使い始めると快適で、軽さだけでなく耐久性や汎用性もエアマットより優れることが分かりました。膨らませたり収納する手間がかからず、汗で劣化する心配は要りません。私の野宿旅にはロールマットが最適という事実に気付き、今ではロールマットばかり使っています。

ピロー

ISUKA コージーピロー(2012~2014年まで使用)

ISUKA コージーピロー
空気式のエアピロー。エアマット(ISUKA ウルトラライトマットレス 120)と併用しました。

使い方はエアマットと同じ。空気を入れる量によってクッション性を調整できます。頭にフィットするように中央が凹んでおり、野宿用の枕としては実に快適な使い心地です。エアマットと同様に、ウレタンが経年劣化するのがエアピローの弱点。汗で濡れたタオルを被せて使ったのが災いして、1年半でエア漏れが発生してしまいました。エアマットと併せてメーカーに送ったところ、こちらは保証期間内の劣化とのこと。後継モデルのISUKA ノンスリップ コージーピローに無償交換してもらいました。

ISUKA ノンスリップ コージーピロー(2014年から使用)

ISUKA ノンスリップ コージーピロー ISUKA ノンスリップ コージーピローの汗濡れ防止
ISUKA ノンスリップ コージーピローのパッキング ISUKA ノンスリップ コージーピローのパッキング
空気式のエアピロー。ISUKA コージーピローの後継モデルです。

底面にノンスリップ加工が追加された以外はコージーピローと同等。携行時はエアマット(ISUKA コンフィライトマットレス 120)とセットで戦人 衣類圧縮袋のL型に収納し、寝る時は汗で濡れないように圧縮袋に入れて使います。これなら枕としての性能を維持しつつ、ウレタンの劣化速度を抑えられるはず。ツーリングやトレッキングで快適な睡眠を提供してくれるエアピローですが、ザックの容量を圧迫するのも事実。最近はエアピローを携行せず、着替えを入れたジッパーバッグで代用しています。

ジッパーバッグ

着替えを入れたジッパーバッグ
着替えを入れたジッパーバッグ。衣類を濡らさないよう携行するためのパッキング手段です。適度なクッション性を備えており、タオルを被せると枕の代用になります。バックパッキングに携行する野宿セットを見直した際、エアピローはザックの容量を圧迫する冗長な装備と判定。専用を枕を携行するよりも、ジッパーバッグを代用するほうが合理的との結論に至りました。パッキングも枕も、最終的にはジッパーバッグに落ち着きます。

シュラフ

シュラフだけで野宿
寝袋、スリーピングバッグとも。旅の疲れを和らげる最も大切な寝具です。自転車と徒歩の旅はオールシーズンで実施するため、真夏や真冬でも野宿します。日中は暑くても夜は冷え込み、風雨から遮断されたテント内でも寒さを感じることがあります。寒さを凌いで快適な環境で寝るためには、保温性と伸縮性に優れるシュラフが不可欠。適切なグラウンドシートマットを併用すればテント泊の快適性が格段に向上します。温かいシュラフに包まれて熟睡し、翌日に疲労感を持ち越さないのが理想的です。

テントは全ての野宿に必須の装備ではありません。設営の手間を省く、装備重量を軽くする、という考えに基づき、最近はテントを携行しない野宿旅が増えつつあります。虫だらけの季節は蚊帳代わりのテントが欠かせない一方、冬季は虫に悩まされないことからシュラフだけで野宿するのが普通です。もちろん風雪を凌げる軒下を選ぶのが前提条件ですが、冷たい風に曝される環境も多々あります。その場合はインナーシュラフを併用して、防風性と保温性を高めた上で使用します。

シュラフには化繊とダウンの2種類あります。化繊は比較的安価で、水に濡れても保温性が落ちにくく、野宿でラフに扱えるのが長所。重くて嵩張るのが欠点ですが、自転車に積載するキャンプツーリングなら気になりません。ダウンシュラフは高価で、化繊に比べると圧倒的に軽量コンパクトです。水に濡れると保温性能を失うため取り扱いには注意を要するも、その軽量性はザックを背負う徒歩旅で大きな強みになります。縦走登山用にダウンシュラフを導入して以来、化繊をやめてダウンに切り替えました。

保温性の高いシュラフは、夏の蒸し暑い環境には適しません。真夏はインナーテントとロールマットのみ使い、シュラフは携行しないスタイル。テント・シート・マット・ピロー・シュラフを基本装備としながらも、季節に応じて適切に取捨選択します。尚、シュラフを使い込むと保温性は徐々に低下します。旅の中で快適な睡眠を得るため、定期的にクリーニングして性能を保つことも大切です。

モンベル スーパーストレッチ バロウバッグ #3(2008年から使用)

モンベル スーパーストレッチ バロウバッグ #3 モンベル スーパーストレッチ バロウバッグ #3モンベル スーパーストレッチ バロウバッグ #3 モンベル スーパーストレッチ バロウバッグ #3のサイズ感
4シーズン対応のマミー型化繊シュラフ。ツーリングやトレッキングで使いました。

素材は化繊綿の"エクセロフト"。快適睡眠温度は0℃以上、使用可能限界温度は-10℃まで。厚手で保温性に優れ、伸縮性と防風性も備えた快適なシュラフです。夏の北海道から冬の熊野古道まで色々な温度域に対応するも、真夏の本州で使うには暑すぎます。冬季は防寒用のジャケットを着込み、0℃の環境で寝られる程度の性能。流石に-10℃ではブランケット(MPI All Weather Blanket)で包んでも寒すぎて寝られませんでした。

私は自転車旅を始めるにあたって、パニアバッグ(オーストリッチ P-225)に収納できるサイズの本製品を選びました。保温性に加えて撥水性と速乾性があり、汗やテント内の結露で湿っても性能に影響を与えにくいのが特徴です。風雨を避けられない場所で野宿した際も、湿った状態のまま辛うじて保温性を保っていました。野宿主体のツーリングでは、ラフに扱える化繊シュラフが適していると思います。

欠点は重くて嵩張ること。パニアバッグに入れて自転車に積載するツーリングでは全く問題になりませんが、ザックを背負うトレッキングや縦走登山では致命的な重さです。スタッフバッグに収納した状態でも非常に嵩張り、ザック内の容量を圧迫して他の装備を詰め込む余地が無くなります。この大柄のシュラフのために、テントを携行しない野宿旅のスタイルを確立して現在に至ります。

ツーリングから縦走登山まで数々の旅に使ったスーパーストレッチ バロウバッグ #3。後に縦走登山用として軽量コンパクトなダウンシュラフ(モンベル アルパインダウンハガー800 #3)を導入すると、巨大な化繊シュラフは存在意義を失いました。まだ使用できる状態ではありましたが、バロウバッグは引退を決定。自転車と徒歩の旅に使うシュラフはアルパインタウンハガーに切り替えました。

モンベル アルパインダウンハガー800 #3(2016年から使用)

モンベル アルパインダウンハガー800 #3 モンベル アルパインダウンハガー800 #3
モンベル アルパインダウンハガー800 #3 モンベル アルパインダウンハガー800 #3
4シーズン対応のマミー型ダウンシュラフ。縦走登山における軽量化の一環で導入しました。

素材は800フィルパワーの"EXダウン"。対応温度表示がEN 13537準拠になり、エクストリーム温度は-15℃、リミット温度は0℃、コンフォート温度は5℃です。光が透けて見えるほど薄手でダウンの量も多くありませんが、保温性・伸縮性・防風性は申し分なし。夏の高山から冬の低山に対応しており、縦走登山だけでなく真夏以外のツーリングやバックパッキングにも最適。快適な睡眠を得るのに十分な性能があります。

化繊のモンベル スーパーストレッチ バロウバッグ #3より薄く、快適に寝られるのは5℃まで。防寒用のジャケットを着込めば0℃でも寝られます。冬季に単体で使うのは厳しいので、冷え込む環境ではインナーシュラフ(モンベル アルパインダウンハガー サーマルシーツ)を併用します。全部重ねて耐えられるのは-10℃まで。それ以下の場所には行きません。

モンベル アルパインダウンハガー800 #3のサイズ感 モンベル アルパインダウンハガー800 #3の防水処置モンベル アルパインダウンハガー800 #3の防水処置 モンベル アルパインダウンハガー800 #3とスーパーストレッチ バロウバッグ #3の比較
ダウンシュラフは化繊に比べると圧倒的に軽くて嵩張りません。重量も大きさもスーパーストレッチ バロウバッグ #3の半分。シュラフと同様に軽量コンパクトなテント(モンベル ステラリッジテント 1型)、ロールマット(Therm-a-Rest RidgeRest SOLite S)を併用すれば、装備を大幅に軽量化できます。中型~大型ザックを背負う縦走登山では少しでも軽い装備が求められますから、ダウンシュラフが必須です。この軽さが気に入り、バロウバッグからアルパインタウンハガーに切り替えました。

ダウンシュラフの弱点は水。ダウンが濡れると保温性が大きく損なわれます。この製品の表面生地は撥水性があり、テント内の結露ぐらいは弾いてくれます。テントを設営しない野宿の場合は風雨を凌げる軒下を選ぶか、防水のシュラフカバーを被せるのが鉄則。長旅では雨天行動が避けられませんので、ザック内のダウンシュラフを絶対に濡らさないよう厳重な防水処置が必要。シュラフのコンパクト化を兼ねて、戦人 衣類圧縮袋のM型に収納して携行します。

モンベル アルパインダウンハガー サーマルシーツ(2019年から使用)

モンベル アルパインダウンハガー サーマルシーツ モンベル アルパインダウンハガー サーマルシーツの防水処置
モンベル アルパインダウンハガー サーマルシーツ モンベル アルパインダウンハガー サーマルシーツ
モンベル アルパインダウンハガー800 #3と同じ800フィルパワー"EXダウン"のシーツです。あくまでシュラフを補助するインナーシュラフという扱いで、単体の対応温度表示はありません。アルパインダウンハガー800 #3と組み合わせた場合、保温性を#1~2ぐらいに引き上げる効果があります。#3単体では防寒着を併用しないと寝られない0℃以下の環境でも、サーマルシーツを入れると薄着(もちろん冬用のインナーウェア)で快適に寝られます。

頭を覆わない以外は普通のシュラフと同じ構造ですから、薄手のシュラフとしても使用できます。冬はアルパインダウンハガー+サーマルシーツ、春と秋はアルパインダウンハガー、夏はサーマルシーツまたはシュラフ無し。4シーズン用のシュラフだけでは全ての温度域に対応できませんので、インナーシュラフがあると非常に便利です。私の場合、この3通りの使い方で全ての野宿旅をカバーしています。

モンベル ブリーズドライテック ULスリーピングバッグカバー(2016年から使用)

モンベル ブリーズドライテック ULスリーピングバッグカバー
防水透湿素材"ブリーズドライテック"のシュラフカバー。化繊シュラフ(モンベル スーパーストレッチ バロウバッグ #3)とダウンシュラフ(モンベル アルパインダウンハガー800 #3)に被せるために買いました。伸縮性は皆無ながら防水性と防風性は良好。ダウンシュラフを雨から守る役割に加え、冬は冷たい風を遮断する効果もあります。

メーカーによると透湿・通気性を備えた素材らしいですが、冬の野宿では当然のように結露して内側が濡れます。結露からシュラフを保護するカバーが結露しては本末転倒。防風や保温目的で使用するとシュラフが濡れて逆効果なので、雨や雪の吹き付けが避けられない最悪の野宿環境だけで使うと決めています。そのような場合は最初からテントを設営しますから、実質出番はありません。

テントの霜取り

PackTowl Original S(2017年から使用)

PackTowl Original S
吸水性と速乾性に優れた90%レーヨン、10%ポリプロピレン製のタオル。テントの撤収時に結露や霜を拭き取る用途に適します。軽く絞って付属のメッシュポーチに収納し、ザックのストラップに掛けて携行すれば乾きます。生地は脆く、タオルに縫い付けられたスナップボタン式のループはすぐに千切れました。無理に引っ張ったり絞ったりして引き裂かないよう、優しく扱います。

テントの手入れ

NIKWAX Tent & Gear SolarProof

NIKWAX Tent & Gear SolarProof
テントのフライシートに適した撥水剤です。インナーテントを組んでフライシートを被せ、水拭きして湿らせた状態でスプレー。全体に塗布したら余分な液を拭き取り、自然乾燥させると防水性が回復します。あまりにも汚れが酷い場合はNIKWAX Tech Washで洗うと効果的。紫外線による生地の劣化を防ぐ機能もあるらしく、とりあえずスプレーしておけば安心です。

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