佐渡島ツーリング

01|プロローグ
02|北海道~小樽港~新潟港
03|新潟港~両津港
04|両津港~小木港
05|小木港~二見
06二見~二ッ岩大明神
07|***
08|***
09|***
10|エピローグ

2013年8月12日(月) 2日目(20日目)
二ッ岩へ。

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1225、休憩終了につき出発。
二見を出てもアップダウンは続きます。

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田んぼの風景。
山側、海側ともこんな感じ。

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夫婦岩を通過。相川までもう少し。

見ての通り、ツーリングに訪れるライダーは多いです。
しかし北海道と違ってライダーとサイクリストの接点はありません。
行く先々で旅人が交流する北海道は、やっぱり特別なんですね。

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1308、ようやく相川が見えました。
ここからでも大きい街だと分かります。

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相川市街へ。

相川は、かつての佐渡国の中心。
佐渡奉行所が設置されて金銀山が栄え、
大量の金銀が採掘・精錬される重要都市でした。
フェリー乗り場や市役所が存在するわけではありませんが、
現在では観光の街として賑わっているようです。

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事前にチェックしておいた下戸交差点を右折。
完全に予定通り。スムーズな乗り換えです。

相川地図 
相川地形図 
こちらが相川周辺の地図。
R45で市街に入り、最初に向かうのは「二ッ岩神社」。
次に、あまりにも有名な「二ッ岩大明神」を目指します。

※国土地理院の「地理院地図(新版)」から抜粋。
「カシミール3D」で出力し、ポイント及びルートを追記。
利用規約に基づいて掲載しています。

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相川小学校と自動車整備所の間に入ります。

ガードマンのおじさんに「何をお探しですか?」と聞かれたので、
「個人的に二ッ岩を研究しておりまして・・・」みたいなことを言う。
私は研究や考察みたいな難しいことは基本的にやってません。
とりあえず現場に行くのが目的です。鉄砲玉みたいな。

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墓地の間を上ります。

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1327、二ッ岩神社に到着。
ここまで約61.3kmでした。

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鳥居の扁額には「二ッ岩」と書かれているのみ。
神社の由緒も、正式名称が「二ッ岩神社」なのかも不明。

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この社は二ッ岩大明神の分社なのでしょうか?
私は専門家ではないので、詳細は分かりません。

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社の先は、小学校に沿って道が続きます。
完全に生活道ですから写真はここまで。

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二ッ岩神社を後にして二ッ岩大明神へ。
いよいよメインの探訪です。

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小学校前の道に復帰して、R31まで上ります。
一部、工事のため片側交互通行。無難に歩道を走りましょう。

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交差点を左折、R31に合流。
ここを直進すると沢根・真野方面に接続しています。

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海沿いのR45からここまで上がりました。
想定済みとはいえ結構きつい。

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城址橋の手前で右折。
二ッ岩大明神へ延びる妖怪裏参道へ。

橋を直進すると、羽田城の跡地である相川城址公園。
更に向こうでR463に乗ると、佐渡金山に繋がっています。

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EXステージ開始。社まで僅か1kmの急坂が続きます。
ロードバイクならともかく、フル装備のツーリング車には過酷。
押さないと上れません。

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舗装路の脇には、二ッ岩大明神への近道が。
これは間違いなく狸の罠。入ってはいけない。

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道の写真だけ見ると大したことはありませんが、
実際には蒸し暑さと上りのコンボで地獄。
顔中の穴から汁が出ます。汚い。

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終わりが見えてきました。
これほど険しいとは思わなかった・・・

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1400、二ッ岩大明神に到着。ここまで約63.6km。
探訪の主目的地に辿り着くことができました。

ちょっと休んだら、自転車を駐車場に置いて探訪モード。
事前調査においてスズメバチが多いとの情報を得ています。
長ズボンを履いて虫除けを用意。万全の態勢で入りましょう。

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二ッ岩大明神は佐渡国の相川で暮らした狸の大将、
団三郎狸(当地では団三郎狢とも)をお祀りする社です。

団三郎狸には数多くの伝説があり、
幻術で人間を化かす妖怪狸として知られています。
江戸時代後期の戯作者、曲亭馬琴の『燕石雑志』においても、
病気になって医者にかかったり、困っている人に金を貸したという
エピソードが紹介されており、昔から有名な人物(?)だったようです。

東方的には、「神霊廟」の二ッ岩マミゾウのストレートな元ネタ。
地元の佐渡で人間を化かしながらも共存していたマミゾウさんは、
封獣ぬえの依頼で幻想郷にやってきて一騒動起こすことになります。
バックストーリーやテーマ曲の「佐渡の二ッ岩」を踏まえると、
マミゾウさん=団三郎狸と考えていいと思います。

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一の鳥居の扁額には「二ッ岩大明神」。
石柱には「二岩神霊」及び「二岩神社」とあります。

当社の創建年代は不詳。
団三郎狸をお祀りしている経緯も分かっていません。
金銀の精錬に用いる鞴には狸の毛皮が適していたそうで、
団三郎という名の商人が内地から佐渡島に狸を持ち込み、
狸そのものが信仰の対象になったという説があります。

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それでは、鳥居の立ち並ぶ参道へ。

一見すると稲荷神社っぽい光景ですが、
稲荷の神使は狐なので団三郎狸とは犬猿の仲。
その昔、団三郎狸が狐を痛い目に遭わせたことから、
今でも佐渡島には狐が寄り付かないと言われています。

佐渡島には昔から固有種の兎(サドノウサギ)が生息しており、
元々、狸(ホンドタヌキ)も狐(ホンドギツネ)も存在しませんでした。
江戸時代になって毛皮を利用するためホンドタヌキが持ち込まれ、
妖怪狸の伝説を生むほど代表的な動物になったのは御存知の通り。

戦後には食害をもたらすサドノウサギを駆除するため、
今度はホンドテンとホンドギツネが人為的に持ち込まれました。
ホンドテンが定着する一方で、ホンドギツネの定着は確認されていません。
というわけで、今も昔も、佐渡島に狐がいないのは本当なのでした。

更に付け加えると、ホンドテンの定着が成功した結果、
駆除されすぎたサドノウサギが準絶滅危惧種になってしまったり、
佐渡トキ保護センターのトキが襲撃されるという新たな問題も発生。
難しいお話だから、この辺で・・・

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引き続き進行。
緑がいっぱい。蜘蛛の巣もいっぱい。
スズメバチらしき羽音が聞こえています。

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う~ん、素晴らしい雰囲気。
今回、スズメバチは少ししか見かけませんでした。
時期によって異なりますから、訪れる際は万全の態勢で。

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鳥居好きにはたまらない。
訪れてよかった。

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緑の中の鳥居と石畳。
幻想的です。

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鳥居ゾーンを抜けると建物が見えました。

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左手には何故かぬいぐるみが並んでいます。
右にトイレ有り。虫だらけなので覚悟してください。

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正面の建物はお籠もり堂。
この先に本殿があるようです。

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お籠もり堂の様子。
物置兼宿泊所みたいなところですね。

※1ヶ月後の9月15日、お籠もり堂で火災がありました。
お籠もり堂は焼失し、残念ながら現存していません。

次ページ、本殿に続きます。

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